写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ クルックドツリー野生生物保護区のカモたちのいる風景

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 今日の写真は、中米の国ベリーズのクルックドツリー野生生物保護区での2枚です。
 この保護区はラムサール条約に加盟しているこの国の2つの湿地のうちの一つで、国内国外でもバードウオッチングの場所として有名です。

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 乾季になると湖の水位が下がり、国境を超えて周辺から多くの水鳥たちが集まるのですが、その様子はまさに野生の王国を彷彿とさせます。
 ここのバードウオッチングの特徴は、何万と群れる鳥たちを比較的近くで観察できることで、よって写真にも納めやすいことです。でもまだここの良さが知られていないのか、例えばBBCなど、これまでに大掛かりな取材があったとは聞いていません。いずれそんな日が来ることは間違いないと思います。
 写真は、私が近づいたために驚き、湖の沖を目指して飛び立ったカモたちが着水する場面です。
 その向こうには船で釣りをする人たちですが、この時期魚が濃く、大漁が期待できるものと思います。でもこんな好機でも、思ったほど釣り人たちの人出はなく、この点日本とはだいぶ違います。
 ちなみにこの時期、湖は既にシーズンを終え、多くの鳥たちの姿は消えています。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱに、レンズは Sony 70-300 SSM G。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F8.0、1/1,250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。 

ベリーズ オレンジ色の蝶

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 今日の写真は、中米の国ベリーズでよく見られる、オレンジ色が鮮やかな美しい蝶ですが、残念ながら名前を知りません。
 この国にはたくさんの蝶が生息していますが、意外にも普段の生活でそれほど多くは見かけません。多分日本の夏より見かける頻度は低いのではと思っています。

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 それに美しい蝶が多いというわけでもなく、意外に地味な蝶が多いように思いますが、でも熱帯地方特有の特徴でしょうか、擬態を持った蝶を見かけます。それは木の葉に似せてあったり、樹木の幹の色そっくりだったりします。
 美しい蝶と言えば、世界一美しいといわれる輝くような青い羽を持った Morpho (モルフォ)蝶がこの国にもおり、郊外のより緑の多いところで時折見かけますから、こちらでは特に珍しいという種類ではありません。
 写真の蝶はモルフォ蝶ほど神秘的な色合いではありませんが、鮮やかなオレンジ色は遠くからでもよく目立ちます。

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 この蝶、カリブ海の島国セントルシアやコスタリカでも見かけましたから、中米・カリブでは一般的な種類だと思います。
 下の小さな写真は、この蝶が停まっていた花ですが、きれいな色ですね。
 使用機材のカメラはSony α57に、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

背景は谷汲山華厳寺境内の二つの橋

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 今日の写真は、岐阜県揖斐川町谷汲にある、西国三十三番札所の華厳寺です。このお寺は岐阜県美濃の山間部にありながら、外国人が訪れるだけの価値があるのか、以前観光バスで来ていた団体の外国人を見かけたことがあります。
 お寺としては境内や建物の規模が大きく、多分京都にあってもそれなりに名所になるほどの風格があると思います。

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 両側に茶店や土産物屋が並ぶ長い参道と、立派な山門をくぐった境内は深い緑に覆われ、その樹木の大きさを見れば長い歴史を感じ取ることができます。
 参道、境内とも撮影ポイントは多く、風景写真や人物の背景に事欠きませんが、人物撮影の場合、春の桜と秋のもみじの時期人とが多く、なかなか気軽に撮影できません。
 そんな訳で、景色が美しい割には人が少ない今の新緑の時期は撮影の好機で、この時期には華厳寺によく出かけます。
 写真の背景は色鮮やかな赤と、石造の太鼓橋の二つの橋が良いコントラストを見せ、新緑に映える境内の一角です。この写真、光のコントラストが気に入っています。
 下の小さな写真は本堂の内部で、絞り解放、1/30s と暗かったのですが、鮮明に撮れていました。
 それにしてもこのレンズとの組み合わせ、発色がいいですね。

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 撮影機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは Tamron 28-75 F2.8XR Di SP。大きな写真の撮影データは、焦点距離45mm、35ミリ版換算45mm、ISO320、F4.5、1/80sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ 自宅庭の Hooded Oriole (フーディド オリオール)

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 赴任前、それほどの知識もなく着任した中米の国ベリーズでしたが、その第一印象は豊かな自然に恵まれた国であるということでした。
 到着した国際空港から、この国最大の都市に向かう道路が大きな川に沿って走るのですが、その対岸に見える密林はまさに熱帯の景色でした。

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 しばらくしてこれから住む住宅が決まったのですが、それは都市の中心部から車で15分ほどの住宅地にあるタウンハウスでした。
 その敷地は広く街区の1ブロックを占め、敷地中央には大きな池があり、3方が道路で囲まれ、1方が所々にマングローブの茂る雑木林です。
 この住宅に住み始めて驚いたのは、樹木の少ない敷地内ですが、毎日多くの野鳥が訪れることで、それらがあまり人を恐れなかったことです。この国に多く生息するハチドリは、近くに人がいてもそれほど気にすることなく花の蜜を吸いに来ます。
 今日の写真は、そんな我が家の敷地に現れた Hooded Oriole (フーディド オリオール)で、上の大きな写真がオス、下の小さな写真がメスです。どうですかオスの、この目の覚めるような鮮やかなオレンジ色、遠くにいてもとてもよく目立ちます。
 このオリオールは自宅玄関にあるヤシの木に毎日、日課のようように来て、葉の裏など丹念に探します。そこには多分彼らの好物の虫がいるのでしょうね。

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 使用機材のカメラはSony α57に、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F6.3、1/640sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。 

50周年記念レンズ Tamron SP AF24-135 F3.5-5.6 の試写 その2

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 今日の写真は、タムロンの創立50周年記念レンズの試写第二弾です。

 前回はお寺の境内で、樹木に覆われた非常に暗い環境でしたから、今回はとても明るい場所を選んでみました。

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 場所は岐阜市近郊の農村地帯で、この日は梅雨入りにもかかわらず、からりと晴れたとても過ごしやすい気候で、空気も澄んでいたように思います。

 この写真で最も気になるのは周辺光量落ちですが、24㎜からの高倍率ズームで24㎜の最広角側、絞りは解放、そして青空の入ったこの条件ですから、この程度で済んでいると大目に見てもいいのではと思います。実際に私はこの程度の落ちであればそれほど気になりません。

 発色ですが、全く問題なく、大きな写真はオリジナルから後処理でわずかに暗くしてあり、下の小さな一枚は全くオリジナルのままです。

 それにしてもこの写真が6月の梅雨の時期とは思えず、まるで秋の一日かのようです。それは澄んだ空気感と、背景にある色づいた麦のせいでしょうか。

 でもやっぱり周りは緑が濃く、畑だけ実りの色というのは違和感有ますね。

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 撮影機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは Tamron SP AF24-135 F3.5-5.6。大きな写真の撮影データは、焦点距離24㎜、35ミリ版換算24㎜、ISO320、F3.5、1/4,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズのホテルの餌台に来た Collared Aracari (カラード アラカリ)

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 今日の写真は、昨日このブログでご紹介したホテルの、その餌代に来た野鳥 Collared Aracari (カラード アラカリ)です。

 この鳥は中南米に多く生息するトゥカンの仲間で、ベリーズでは最も一般的な種類ですが、しかしそれでもその姿を見かける機会は少なく、ベリーズのジャングルを訪れただけで必ず見られるというほど多くはありません。

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 この鳥を見るためにはバードウオッチング専門のガイドを頼るか、ジャングルに建つ、餌台で野鳥を誘っているホテルを訪れるのが最も確かな方法です。

  そんな出会いの難しい種類ですが、多くのジャングルに建つホテルでは、テラスでお茶を飲みながら、ほんの数メートル先で彼らを観察することができるのです。

 私は2年間エコツーで有名なコスタリカで暮らし、その間に野鳥観察にあちこち出かけましたが、ホテルの庭先といったイージーな環境でトゥカンに出会うことはありませんでした。それどころか結局、コスタリカの有名な二つの保護区でガイドに案内され、遠くの豆粒のようなトゥカンを二度見ただけに終わりました。

 ところがベリーズでは、ジャングルのホテルに行けばほぼ間違いなくホテルの庭先で、群れで訪れるトゥカンに出会うことができるのです。ベリーズは日本ではそれほど知られていませんが、バードウオッチングの大きな穴場なのです。

 自然の中で見る、このくちばしの大きな鳥の印象は強烈です。

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 使用機材のカメラはSony α55に、レンズは Minolta AF100-300 Apo。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 800、F5.6、1/320sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ ジャングルのホテルの餌台に来た Golden-fronted Woodpecker (ゴールデンフロンテッド ウッドペッカー)

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 中米ベリーズは熱帯地方に位置し雨が多いことから、全国に熱帯雨林が広がり、この自然がが観光の一つの目玉となっています。

 熱帯雨林と言えば、興味はトロピカルな美しい花であり、またうっそうとした熱帯の森林であるのですが、そこに住む様々な野生生物もまた人々の関心を引きます。

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 このベリーズにはそういった人たちのために、ジャングルに多くの観光ホテルが建てられており、乾季の観光シーズンには欧米を中心に多くの人たちが訪れます。

  今日の写真を撮った場所は、そんなジャングルに建てられたホテルで、この国最大の都市から車で2時間半ほどの内陸の町サン・イグナシオの近くにあります。

 サン・イグナシオは近くに、複数の有名なマヤのピラミッド遺跡、滝などのある渓谷、深いジャングルなどの観光資源に恵まれ、この国の内陸髄一の観光の町として有名で、多くのホテルが集まっています。

 ジャングルに立つリゾートホテルには、たいてい野鳥などを集めるための餌台が設置されており、ホテルのテラスに居ながらにしてバードウオッチングが楽しめるようになっています。

 今日の写真は、餌台に置かれたパパイヤを目当てにやってきた Golden-fronted Woodpecker (ゴールデンフロンテッド ウッドペッカー)で、お隣は鳴き声が美しいグレイカラード ロビンです。 パパイヤは野鳥たちに人気の果物であり、これ一つで10種以上の野鳥たちを間近で観察することができます。

 下の写真のキツツキの頭の赤色がきれいですね。

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 使用機材のカメラはSony α55に、レンズは Minolta AF100-300 Apo。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 800、F5.6、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。