写真生活 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

日本 散歩道のモンキチョウ

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 屋外で花や昆虫を撮る際はマクロレンズで被写体に近づき、普段肉眼では見分けることが困難な細部までピントのしっかりした写真を撮ることが肝要で、ピントが甘かったり、ぶれたりしていると細密描写だけに粗が目立ってしまいます。
 マクロレンズでの屋外撮影で大きな障害となるのが風です。接写は被写界深度が非常に狭いことから、わずかでもピントのずれは許されないのですが、風があると被写体が揺れてピンボケや被写体ブレなどが発生し、鮮明な写真を撮るのが難しくなります。

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 昆虫の場合はさらに難しくなり、相手は生き物ですからこちらの思うようにならず動き回りますから、停まるまで辛抱強く待つ必要があります。また、相手を逃さないためにも遠くから狙うことができる望遠マクロレンズが望ましいのですが、その分手振れの危険が増すことになります。ならばと三脚を使えば手振れを抑えられるのですが、そうすると身軽に動けなくなり、昆虫を追うことができなくなります。
 今日の写真は、今年の5月に自宅近くの散歩道で出会ったモンキチョウで、この日は風が弱かったことから、その分鮮明に撮ることができました。
 下の小さな写真も同じころに撮ったもので、自宅庭のブルーベリーの花です。今は赤い実になっており、中には既に紫色に熟した粒もあります

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 カメラはSony α77Ⅱに、レンズは Sigma AF300mm Apo Tele Macro。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F6.3、1/1,250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。 
 このレンズ、古いにもかかわらず本当によく撮れます。

 

 

 

 

 

 

7月下旬なのにさえずるホオジロ

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 私の住む岐阜市郊外は、梅雨が明けたと気象庁が発表したとたんに毎日ぐずついたお天気が続き、まるで梅雨入りしたかのような気候が続いており、時々雨の降る非常に湿度の高い毎日で不快指数は最高です。

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 そんなお天気ですから、外を少し歩くだけでも汗びっしょりになるため、野鳥がほとんど見られなくなったいつもの散歩道に、汗や雨で濡らしたくないカメラを持って出かけるを躊躇しており、ここしばらくは散歩に出かけていません。
 今日の写真は最近の最後の散歩となった7月下旬に、散歩道で捉えたホオジロと畑に降り立ったトビです。
 ホオジロはご覧の通りさえずっていますが、今は子育てが終わり雛たちは巣立ったはずですが、もしかしたら今年2度目の産卵、子育てをするのでしょうか。彼らは年に2回子育てをするのかもしれません。
 下の小さな写真は、畑で餌をとるために地上に降り立ったトビで、羽毛の模様に白の斑点が目立ちはっきりしていることから若鳥と思われます。トビとの距離があったために鮮明に捉えることができませんでしたが、猛禽は格好いいですね。

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 オレンジ色の美しい花は散歩道に咲いていたもので、この花、熱帯地方に位置する中米コスタリカで見た花にそっくりなような気がするのですが気のせいでしょうか。
 使用機材のカメラはSony α77Ⅱに、レンズは Tokina AF100 Macro F2.5。大きな写真の撮影データは、焦点距離100mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F9.0、1/1,250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

自宅バルコニーのクモ

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 今日は久しぶりにクモの写真です。岐阜市近郊にある自宅のバルコニーに、今日の写真のクモがいました。体の色と模様が美しく、以前にも自宅庭に巣を張っているのを見かけたことがあり、今回が二度目です。
 クモの種類は多く、日本だけでも1200種類もいるそうで、これは野鳥の類数を超えているのではないでしょうか、すごいですね。

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 野鳥がいなくなる時期には、マクロレンズを付けて自宅庭で生き物を探すのですが、その時に見かけるクモは,
見つけるたびに種類が違うというほどに、小さな庭の中だけでも相当な種類のクモが生きているのに驚きます。
 その沢山の種類の中で、とてもきれいで絵になるクモたちがいますから、いつか彼らと出会い、撮るのが楽しみです。
 ちなみにご存知かと思いますが、クモは目が8個あり、足も8本あって昆虫の仲間ではありません。
 なお写真の背景が黄色いのは、自宅バルコニーのペンキの色です。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱに、レンズは Tokina AF100 Macro F2.5。大きな写真の撮影データは、焦点距離100mm、35ミリ版換算450mm、ISO 150、F4.5、1/200sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 散歩道のカミキリムシ

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 日本の夏は本当にたくさんの虫たちに出会えるのですが、その代表はセミではないでしょうか。夏にセミの声が聞こえるのは当たり前で、日本の夏の風物詩と言えるのですが、海外では決しそうではありません。
 これまでにカリブ海の常夏の国セントルシア、中米のコスタリカベリーズと、いずれも熱帯地方の国で、それぞれ数年間を過ごしたのですが、これらの国のどの時期にもセミの声を、どこかで数回しか聴いた記憶がありませんし、姿は見たことがありません。場所によると思いますが、少なくともこれらの国では、セミはそれほどポピュラーではありませんでした。熱帯地方だからといって必ずセミが多くいるとは限らないようです。

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 さて今日の写真ですが、夏の虫の代表格のセミではなく、カミキリムシです。
 先日、岐阜市郊外にある自宅近くの散歩コースを歩いていたところ、どこからか飛んできたカミキリムシが、まるで自身を私に誇示するのが目的かのように、すぐ目の前の草の葉に停まりました。
 子供の頃、このカミキリムシを初めて見た当時、その不気味な姿が恐ろしく、この虫を大きく避けて通りぬけたことを思い出します。
 今見ても、そのごつい姿はカブトムシやクワガタムシよりも迫力があり、私にとっては虫の中の王者です。
 ところでこのカミキリムシ、どことなくダースベーダーに似ていませんか。というか、ダースベーダーはこの虫がモデルになっているのでは思わせるものがあります。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱに、レンズは Sony 70-300 SSM G。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F5.6、1/640sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

コスタリカ 背景はサンホセの街角 (狂った露出)

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 コスタリカの首都サンホセに住んでいた頃、この国は中米にしては比較的治安が良く、国内で最も治安が悪いと言われる首都のサンホセでも、危ない場所にさえ近づかなければ自由に歩くことができます。
 赴任当初は治安状態がよく分からないことから、週末のダウンタウンの散歩は恐る恐るでしたが、そのうち状況が分かってくると、一眼レフのカメラでも持って歩けるようになりました。

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 私の散歩コースである中心部に設けられた歩行者天国は、ブロックごとに警官が立って警戒に当たっていることが多く、事件は起こりにくいと思いました。2年間の滞在中ほぼ毎週末ここを訪れましたが、事件らしい状況は一度も見ませんでした。
 そんな気軽に歩ける歩行者天国で、街の様子を背景にしたスナップポートレートを毎回撮ったのですが、気になるのがこの時の露出です。
 下の小さな写真がプログラムオート、JPEGで撮ったオリジナルですが、明らかに露出が大幅にアンダーで、顔が黒くなっています。それで露出は画面のどこに合っているかというと、多分ベージュ色の帽子です。設定の測光方式はマルチでしたがその効果は全く表れておらず、帽子かまたは背後の空の明るさに引っ張られた形になっています。これではマルチ測光の意味がありません。
 大きな写真は、この露出アンダーのオリジナルをPICASAを使って修正したものですが、大事な一枚がこんな結果ではがっかりです。でも考えようによっては、もしこれが逆にオーバー露出で大部分が白く飛んでいたら、その部分のデータがないことになり救いようがありませんから、狂うのであればアンダーの方がまだましです。
 この後カメラの進化によってこの問題は解決され、α57からは顔認証で露出を決めるようになり、顔が黒くなるような失敗は全くなくなりました。

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 使用機材のカメラはSony α100に、レンズは Minolta AF24-105 F3.5-4.5。大きな写真の撮影データは、焦点距離50mm、35ミリ版換算75mm、ISO 100、F7.1、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ 葉の陰の Black-Headed Trogon (ブラックヘデッド トロゴン)

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 野鳥写真は、自然の中で生きている動物を狙うわけですから、様々な障害があり、なかなか思うようには撮れないのが普通だと思います。そして使用機材については、遠くの小さな動く物体を鮮明に撮りたいですから、それを実現するにはそれなりの高機能と高性能が要求されます。

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 さて今日の写真は自然の中にある障害についてのお話です。鳥は何も障害のない見通しの良い砂漠にいる訳ではなく、大抵は樹木の枝葉の中や、地上では草木の茂みの中だったりします。
 そんな自身ではどうにもならない自然環境の中での撮影ですが、時には障害物なく対象被写体全身を捉えるチャンスもあります。でもそんな恵まれた機会は決して多くありません。
 ただ、野鳥の姿の一部が枝葉の陰に隠れる写真にも、それはそれで臨場感あふれ、魅力ある野鳥写真だと思いますし、全身が見えない場合の写真の本物っぽさがいいのではと思います。
 写真の鳥は Black-Headed Trogon (ブラックヘデッド トロゴン)で、中米の国ベリーズに生息するトロゴンの仲間の中では最も地味な体色ですが、それでも青緑色に光る背中と、鮮やかなおなかの黄色とのコントラストの美しい鳥です。この国で初めてトロゴンを見たときに、その美しさに感動しました。
 トロゴンたちは独特の音色で、仲間を呼ぶかのようによく鳴くことから、近くにいれば発見はそれほど難しくありません。ただこの写真のように葉の多い樹にいることが多いのです。

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 下の小さな写真は、同じトロゴンの背中かからの一枚ですが、明るくないとその美しい色が分かりません。
 小さな花の二枚の写真は、このトロゴンのいた場所の地上に咲いていた花で、変わった咲き方はいかにもトロピカルな感じですね。

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 使用機材のカメラはSony α57に、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F5.0、1/400sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ 杭の上の Green Heron (グリーン ヘロン)

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 中米の国ベリーズは熱帯地方に位置し、国全体の標高が低いことから国土に水場が多く、野生生物にとっては住みやすい環境になっていると思います。
 この国土の特徴はこの国最大の都市であるベリーズシティも同じで、都市部でありながら多くの自然が残っており、緑濃いジャングルとまではいきませんが、それに匹敵するほどの野生生物が生息しており、それが日常生活の中で目にすることができます。

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 具体例を挙げればきりがないのですが、私が最も驚いたのはある日自宅敷地隣の林で、大蛇のボアが大きなイグアナを飲み込んでいたこと、自宅周りの散歩道にある湿地になっている売地に、1.5mほどのクロコダイルがいたことなどです。ワニは時には市街地でも出ます。
 さて今日の写真ですが、毎週末にベリーズシティの住宅地にある自宅近くを散歩するのですが、そのたびに様々な野鳥に出会います。その中でも毎回必ず見かけるのが今日の写真の Green Heron (グリーン ヘロン)で、日本ではササゴイに当たる鳥だと思います。
 この鳥はいつも散歩道の道路側溝の縁や、散歩折り返し地点の川の岸部で水中の魚を狙っているのを見かけ、その時の獲物への集中は、人が近づいても気にしないほど強いものです。
 その狩りの様子を見ていると、魚が射程距離に入った途端、目にも止まらない電光石火の素早さでクチバシを飛ばします。たいていは獲物をくちばしでくわえるのですが、時には鋭いくちばしの先端で突き刺すこともあります。野生動物の反射神経の鋭さには本当に驚きます。
 今日の写真は、狩りの合間に岸辺の杭の上で一休みしている場面で、背景のヤシの木の葉が感じいいですね。
 この鳥も他の多くのこの国の鳥と同じく、人間をあまり怖がりませんし、現地の人たちも鳥に特に注意を払いません。ここでは両者が相手に干渉することなく自然に共存している感じです。

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 使用機材のカメラはSony α57に、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F5.6、1/160sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。