写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ 自宅庭で餌を探す Yellow-throated Warbler (イエロースローテッド ワーブラー)

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 中米の国ベリーズは熱帯地方に位置し、そして国土全体の標高が低いことから一年中暑い日が続きますが、それでも北半球ですから、冬に当たる1、2月は時には寒くなる時もあり、昼の日差しはきついのですが夜は冷え込み、セーターが欲しい時もあります。もちろん植生や野生動物は熱帯地方特有の種類で、日本で見慣れた景色とはずいぶん違います。
 街中でも熱帯地方であることを一番感じるのは、昼間の暑さはもちろんですが、所かまわずヤシの木が多いことで、海岸から住宅の庭木まで至るところにあり、内陸部には広大なヤシ畑もあります。
 そのヤシの木は大きなヤシの実をつけ、その内部に溜まるジュースはこちらの人の必需品で、道路沿いのトラックで売られている店にはいつも人だかりができています。

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 さて今日の写真ですが、撮影場所はこの国最大の都市ベリーズシティの住宅地にある自宅庭で、そこにある池のほとりです。2枚目の写真は、その池のほとりにあるヤシの木の上に停まっています。
 この喉の黄色が美しい Yellow-throated Warbler (イエロースローテッド ワーブラー)定期的に自宅庭を訪れ、夜のうちに電灯に集まった虫や、ヤシの木などに着く虫を探します。ですから自宅玄関の門灯などにも来るわけで、そんなときはすぐ近くで見かけることになります。
 でもこの鳥、人をそれほど恐れませんから、すぐに飛んで逃げるようなことなく、とても親しみを感じる種類なのです。最もベリーズの多くの鳥がそうなのですが。

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 使用機材のカメラはSony α57に、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F6.3、1/640sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。 

コスモスと樽見鉄道

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 岐阜市近郊にある自宅は樽見鉄道沿線にあり、列車は国道を挟んで自宅のすぐ向こう側を走って行きます。
 第三セクター樽見鉄道は、岐阜県の第二の都市である大垣から、本巣市根尾樽見までの34.5㎞を1時間7分ほどで結んでいます。利用客は主に通勤通学ですが、春には淡墨桜で有名な根尾への観光客が増え、この時期ばかりは観光列車となります。

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 線路は、大垣に近い平野部は柿畑の中を走っていますが、山間部は険しい渓谷の景色となり、春の新緑、秋の紅葉を楽しむことができます。
 今日の写真は、自宅近くの水田の中を走る場面で、手前のコスモスを入れて季節感を演出しました。
 日本の農村部を走る列車、いつまでも残したい風景ですが、過疎化の波は鉄道経営をさらに厳しいものにしているようです。

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 使用機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは Tamron SP AF28-75 F2.8 Macro。大きな写真の撮影データは、焦点距離55mm、35ミリ版換算55mm、ISO 500、F8.0、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ 住宅地の Black-necked Stilt (ブラックネックド スティルト)

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 今日の写真は、中米の国ベリーズでよく見かける水鳥 Black-necked Stilt (ブラックネックド スティルト)で、撮影場所は、この国最大の都市ベリーズシティの住宅地にある自宅近くの、売り地となっている空き地の沼です。

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 この街は、他の地の国土の多くもそうなのですが、土地の標高が低く、そのため街中や地方問わず水場があちこちに広がています。当然のことながら水場には生き物が多く住み、そしてそれを餌として多くの動物が活動していますが、この都市の街中でもそれは例外ではありません。

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 この空き地の沼地には年間を通していろいろな野鳥が訪れるのですが、今日の写真のスティルトもその仲間で、たいてい毎日見かけることができます。
 街中の自宅から歩いて2分ほどの所に、様々な野鳥が訪れるこの沼地があり、そこではシラサギやササゴイたちが漁をする瞬間や、水草の上を歩くジャカナ親子を見かけたりと、野生の生き物たちの生活を身近に感じたりできるのですから、動物好きにとってここは素晴らしい都市環境と言えるのです。

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 使用機材のカメラはSony α57に、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F8.0、1/1,250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。 

マクロレンズで撮る花とミツバチ

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 現在コスモスがあちこちで満開の時期を迎えており、ミツバチたちはこの時とばかり忙しく働いています。人間世界でいう秋の刈り入れ時期にあたるのでしょうね。
 コスモスの花畑へ花を撮るともりで行っても、そこにはたくさんのミツバチたちが働いている光景があり、ついつい彼らにレンズを向けてしまします。

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 今日はそんな写真ですが、背景となるコスモスの花が美しいことから、その中央に乗るミツバチたちが一層映え、写真が華やかでいいですね。そして更にうれしいのは花が一色でなく、様々な色があることです。
 ところで今日の写真のレンズはマクロですが、さすがにズームレンズのおまけとは違い、素晴らしい描写力にうっとります。例えば大きな写真の、ピンクの花びらのピントの合っている部分から、手前に徐々にぼけていく感じは最高ですね。

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 使用機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは Minolta AF50mm F3.5 Macro。大きな写真の撮影データは、焦点距離50mm、35ミリ版換算50mm、ISO 500、F7.1、1/200sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本にハチドリ!?

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 昨日自宅から南に60Kmほどの長良川河口付近にある「なばなの里」を訪れたことをお話ししましたが、今日はその続きです。
 花を中心としたテーマパークはよく手入れされており、園内どこでも花と緑にあふれ、緑地に花のない場所はありませんし、その数たるや日本にこんなに沢山の種類の花があるのかと改めて驚くほどで、その大半はこれまでに見たこともないものばかりです。

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 そんな花を見ながら歩いていると突然、ハチドリが近くに咲いている赤い花の蜜を吸いに飛んできました。え~、!日本にもハチドリがいるのかと大変驚いたのですが、その姿の美しいこと、すぐにカメラを向け、夢中でシャッターを押しました。そして10枚ほど撮ったところで、ハチドリは素早い動きで視界から消えました。
 この謎の飛翔体の動きは、翼の羽ばたきの速さ、花から花への鋭い動き、蜜を吸うときのホバリング、どれをとってもハチドリそのもので、これまで何度も何度もハチドリを見てきていますから間違いありません。

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 このハチドリ、これまで見たことがない種類で、ハチドリにしてもなおとても小さく、恐ろしく長いくちばしを持っています。でも、それにしても、なぜここにハチドリがいるのか、頭の中はパニック状態でした。
 この日は真夏日になるほどの暑さで、中米のベリーズの気候と変わりませんでした。しかし日本には冬がありますからハチドリはいないはずです。それがなぜここにいるのか?? 
 ここは岐阜市近郊の自宅に比べて雪が降ることなく暖かいですから、近頃の温暖化でハチドリの分布が世界的に広がっているのかもしれない、とそんなことも考えたのですが、でもハチドリが日本にいるというニュースを聞いたことがありません。
 幸い、多少ピンボケですが、この通り写真を撮りましたから、これが動かぬ証拠です。でもどうしてハチドリに昆虫のような触角らしきものがあるのでしょう。それに実物を見たときに思ったのですが、体が羽毛でないような異様な違和感がありました。今一つすっきりしないのですが、現場ではこのハチドリの種類を確かめようがありません。
 自宅に帰って日本の野鳥図鑑を見てもハチドリが載っているはずがありません。そこで、頭の隅で気になっている蛾の写真をインターネットで見てみたら、なんとそこで発見したのが、このハチドリにそっくりの蛾です。これで納得しましたが、私が見たのはあまりにも蛾らしくなくハチドリっぽい生き物でした。
 こうしたことがあるたびに思うのですが、まだまだ知らない世界があるのですね。自然界は本当に多様で不思議に満ちています。

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 使用機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは Tamron AF18-250mm F3.5-6.3 Macro。大きな写真の撮影データは、焦点距離250mm、35ミリ版換算375mm、ISO 500、F6.3、1/160sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 背景はなばなの里のコスモス

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 なばなの里に、大規模なコスモス畑があるとの情報を得て今日行ってきました。
 なばなの里は花を中心としたテーマパークで、園内は広く、花を中心とした庭園は手入れが行き届いており、公園のどこへ行っても癒される風景に出会えます。
今日の東海地方は、10月であるにもかかわらず30度を超える真夏日となり、とても暑かったのですが、それでも花いっぱいの風景は歩く気にさせてくれます。

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 うれしいことに、園内にはベンチが数多く備えられており、木陰も多く高齢者でも疲れを気にせずに歩けるように工夫されていますし、また段差がないことから子供連れでも安心して、またベビーカーも制限されることなく自由に押して歩けます。
 園内には本格的なレストランや、休憩できる軽食の店が多くあり、入場の際に入園券と共に1,000円の金券を買うのですが、それを使って様々な食事を楽しめます。
 このテーマパークは木曽三川の河口付近にあるため、岐阜市近郊の自宅から揖斐川の堤防をひたすら南に走り、往復とも1時間10分の道のりでした。
 パノラマにした大きな写真は、日本最大級と言われる花畑「花広場」が背景で、現在はコスモスとダリアが中心に植えられ、見頃です。2枚目の写真は同じ場所の花畑で、遠くにコスモスを見ることができます。

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 3枚目が園内にあるレストランの一つで、これ以外にもそれぞれが、いかにもテーマパークらしいデザインの建物になっており、近頃の言葉でインスタ映えします。ここなら誰もが一日中楽しめそうです。
 使用機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは Tamron AF18-250mm F3.5-6.3 Macro。大きな写真の撮影データは、焦点距離18mm、35ミリ版換算27mm、ISO 500、F8.0、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

光の違い SONY CyberShot P200

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 今日の写真は、3様の光の違う状態で人を撮った作品で、当然ながらそれぞれに出来上がりの雰囲気は全く違っています。

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 一枚目は顔に直接光が当たっていなく、一般的にはこのような写真を目にすることが多いと思います。こういった照明だと顔はフラットな感じで、細部がよく分かりますが、一方でいつもよく見かけて知っているような写真で特徴がなく、面白みに欠けるような気がします。

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 2枚目は、顔の一部に光が当たり、コントラストが少し強くなっています。でもその部分は小さく一部にとどまっていますから、顔全体として大きな影響受けることなく、陰の部分は暗くならず、まだ細部まで判別できます。

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 3枚目の写真は顔半分に強い光が当たり、その部分は白く飛んでしまい、かろうじて目と頬の一部が見えるだけになっています。その強いコントラストは顔全体の色を失い、白黒のまるで切り絵のような世界を作っており、とてもグラフィカルな感じがします。
 この3者3様の写真の好みは別れると思いますが、大抵は1枚目がポートレートしては無難で支持されそうですが、3枚目も4枚目のようにトリミングするとなかなか個性的でいいと思います。

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 使用機材のカメラは SONY CyberShot P200。大きな写真の撮影データは、焦点距離16.7mm、35ミリ版換算不明、ISO 100、F4.5、1/40sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
 それにしてもこのカメラ、コンパクトとは思えないような素晴らしい写りを見せてくれます。