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カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

日本 谷汲山華厳寺の今年の紅葉

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 岐阜市の近郊にある自宅から車で10分ほどの所に、春の桜、秋の紅葉の名所として有名な谷汲山華厳寺があります。ここは日本最古の観音霊場「西国三十三所観音霊場」の第三十三番札所で結願・満願のお寺として知られ、一年を通して多くの参拝客で賑わいます。

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 今年紅葉の季節になっても、こちらの都合とお天気のタイミングが合わず、なかなか訪れる機会がなかったのですが、今日やっと行くことができました。
 参道、境内のもみじの紅葉は、既に多くの葉を落とした木もありますが、多分今が盛りだと思います。
 華厳寺に行ったのは午前中でしたが、お天気は雲が多く、また厚い雲に覆われた時間もあり、陽射しはごく僅かでしたから、割と暗い感じの中での写真となりました。
 写真の一枚目は華厳寺山門で、この山間地には不釣り合いなほど立派だと思うのですが、それがこのお寺の歴史と威厳を表しているのでしょう。

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 2枚目は、その山門から見る境内の紅葉が印象的で、それはまるで錦絵を見るような美しさでした。
 この週末はお天気が悪いような予報ですが、華厳寺はこれが今年最後の紅葉のチャンスかもしれません。

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 使用機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは Tamron SP AF24-135 Macro。大きな写真の撮影データは、焦点距離55mm、35ミリ版換算55mm、ISO 500、F5.6、1/400sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ 自宅横の水場の野鳥たち

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 中米の国ベリーズに滞在していた頃、自宅はこの国最大の都市ベリーズシティの住宅地にあり、市街地中心部から車でおよそ15分ほどの場所でした。
 街は、最大の都市と言ってもその規模は小さく人口はおよそ7万人ですが、それに対しして市の面積は広く、土地利用は日本と違ってゆったりとした感じでした。

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 市内の土地は海に突き出た半島の形状で、また全体に標高が非常に低いことから湿地、沼地が多く、水と緑の多い都市となっています。
 よって、野鳥は水に関係した種類が多く住み、海に沿っていることから市内上空をペリカン、グンカンドリ、ミサゴが舞っているのは当然ですが、その他の陸の水鳥たちもたくさん生息しています。
 今日の写真は自宅のテラスから、道路を超えた向かいの敷地に、雨が降るとすぐに溜まる水場を訪れる鳥たちを撮ったもので、1枚目は Tricolored Heron (ツリカラード ヘロン)、2枚目は日本でも見られるシラサギです。シラサギの場合は、餌の魚を捕る瞬間を何度も目撃することができました。

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 自宅のテラスからこのように野鳥の写真が撮れるのですから、そこは私にとってとてもエキサイティングな場所でした。
 3枚目の写真は、同じテラスから朝日を捉えた一枚です。手前に光に反射した水場が見えています。

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 使用機材のカメラはSony α57に、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F7.1、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。 

ベリーズ 熱帯の野鳥 Fooded Oriole (フーデッド オリオール)

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 中米の国ベリーズは、熱帯地方に位置することから、日本では見られない常夏の地方にしか生息しない様々な生き物を見ることができます。

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 野鳥に関しては、日本に比べて数が多く種類も豊富な気がしますし、また中には非常に目立つ色の鳥がおり、日々の生活の中で我々の目を楽しませてくれます。更には野鳥が非常に身近で、人間との距離の近さを感じ、人間の生活圏の中に鳥たちが共存しているといった感じがします。そして両者はお互いに相手のことをそれほど意識していないと感じるのです。

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 今日の写真の Fooded Oriole (フーデッド オリオール)もそんな野鳥たちの代表のような種類で、特にオスはとても美しい体色をしており、遠くからでもよく目立ちます。この鳥を初めて見たとき、こんな美しい鳥がいるのかと自分の目を疑いました。それも街中でもあちこちでたくさん見かけるのです。
 当時ベリーズの自宅玄関前にヤシ科の庭木があったのですが、オリオールはある時期になると、毎日日課のようにこの木をつがいで訪れ、葉などに着く虫を探していました。私が彼らに気づき近づいて見ていても、日本の野鳥のように恐れる様子はなく餌探しを続けていました。
 ベリーズにはこういった美しく、そして人をそれほど恐れない野鳥がたくさん生息しているのです。

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 使用機材のカメラはSony α57に、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F7.1、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。 

 

谷汲山華厳寺の秋

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 日に日に秋が深まるこの頃で、自宅近くのイチョウの木が美しい黄色に変わり、紅葉の写真を撮るには今が最高ではないでしょうか。
 今日の写真は、岐阜市近郊にある自宅近くの谷汲山華厳寺での3枚です。ただしこの写真は去年の11月22日に撮影したもので、今年はこの秋にまだ華厳寺を訪れることができていません。今日は雨でしたから明日からの数日以内には出かける予定です。

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 1枚目は、華厳寺山門をくぐって、その先の手水舎から山門方向を見た場面で、紅葉を逆光で捉えました。人々ののどかな参拝風景が心和ませます。特に、落ち葉を拾っているのか、しゃがんでいる一人の女性の姿が印象的です。
 2枚目は本堂横の広場で、これも逆光に映える紅葉を背景に人物を捉えたシーンですが、強烈な逆光の中で、この古いレンズでここまで撮れるとは驚きです。

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 3枚目は本堂の階段下から見える紅葉を撮ったのですが、境内ではこの色が一番美しい紅葉でした。
 日本の秋はどこを撮っても絵になりますね。

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 使用機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは Leitz Summicron 50mm F2.0 沈胴タイプ。大きな写真の撮影データは、焦点距離50mm、35ミリ版換算50mm、ISO 50、F4.0、1/400sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
 使用したのは40年以上前のドイツ製の古いレンズで、逆光には大きなフレアーが出ますが、さすがにライカ、素晴らしい解像力と雰囲気作りにほれぼれします。

背景は坂道のモミジ並木

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 昨日は素晴らしい秋晴れだったのですが、今日は雲の多い陽射しが少ない日となってしまいました。昨日なら撮影日和で良かったのですがあいにく都合が悪く、今日、毎年紅葉写真のスポットとして重宝している場所に出かけました。
 そこは長い坂が続く2車線の道路の脇に植えられているモミジ並木で、正確に数えたことはないのですが、40本以上はあり、毎年美しい紅色を見せてくれます。

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 かつてはこのモミジ並木が道の両側にあったのですが、もう20年以上前に道路の拡張のため、西側の並木が総て切り倒されてしまいました。当時道は狭かったのですが、その並木の秋の紅葉の素晴らしかったこと、今でもあれ以上の並木は出会っていません。広い道路は地域の利便性向上になるとはいえ、本当に惜しいことだと思っています。
 さて写真はそのもみじ並木を背景にしているのですが、まだ少し早いのか葉の色が薄く、イメージと少し違います。
 難しいのは、並木の中で既に葉をほとんど落としている木もあれば、まだ緑が濃い木もあり、いつが紅葉の最良のタイミングなのかを見つけることです。幸いこの場所は自宅から近いことから、ここに通うことは問題ないのですが。
 2枚目の写真は、1枚目と同じ場所で、2日前の11日に撮ったモミジ並木です。

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 使用機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは Tamron SP AF24-135 Macro。大きな写真の撮影データは、焦点距離60mm、35ミリ版換算60mm、ISO 500、F5.6、1/320sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

 

根尾川渓谷の紅葉

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 今日の写真は、岐阜市の近郊にある自宅近くの、根尾川渓谷です。
 これは今年でなく去年11月15日に撮った一枚で、今年は昨日ここへ行ってみたのですが、まだ紅葉が浅かったことからこの去年の写真を掲載しました。
 この写真を撮った時の天候は、時々小雨がぱらつくような暗い状態でしたから、晴れていれば更に色が美しく出たかもしれません。今年は快晴のものとで撮りたいと思っていますが、ただ、もしかしたら紅葉は多少雨に濡れた方がきれいに見えるかもしれません。

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 この写真の根尾川渓谷は、上流は高尾にあるダムから始まり、下流の神海辺りまで長く続き、その間にいくつかの橋がありますから、その橋から谷間の紅葉を狙うのが美しく撮るコツかと思います。一般にはあまり知られていない根尾川に沿って走る道がありますが、その道から狙うのもいいかもしれません。

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 使用機材のカメラはSony α7Ⅱに、レンズは Minolta AF24-105 / F3.5-4.5。大きな写真の撮影データは、焦点距離24mm、35ミリ版換算24mm、ISO 400、F9.0、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 散歩道のスズメ

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 先日、岐阜市近郊にある自宅周辺を散歩していた際に見かけたスズメを撮りました。用水路の壁の上で、次に飛び移る枝を見定めているようなそのしぐさがかわいらしく、まるで絵画の様な一枚になりました。

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 我々に身近過ぎて普段あまり注意しないスズメですが、人間社会と一体となっているこうした姿をみると、改めてかわいらしい生き物だと思います。
 でもこうして人間の身近で、長きにわたって彼らが生き続けて居るにはそれなりの理由があると思うのですが、その理由の一つに、人間の近くにいることによって敵からの襲撃を避けていることと、もう一つはその体色にあると思います。

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 彼らは茶色主体の地味な羽毛ですが、それは素晴らしい保護色で、敵の目をごまかしています。彼らが草木や地面にいるときはほとんど目立ちません。これはホオジロにも言えることで、今頃の時期に農道の脇のすぐ近くにいても見つけられず、いつも彼らが先に飛び立ち撮り逃してしまいます。
 2枚目の写真は、スズメと同じ日に散歩道で見かけたアオジですが、こちらはおなかが黄色ですが、でも背はホオジロみたいに保護色ですからやはり見つけられません。
 3枚目は散歩道にあるイチョウの木で、もうすでにこんなに黄色くなっています。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱに、レンズは Sony 70-300 SSM G 。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 640、F5.6、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。