日本の野山で一年中見られる野鳥と言えば、スズメ、カラス、トビと並んでモズもその仲間に入ります。ただここに並べた鳥たちに比べて普段目につかないのは、モズは彼らに対して圧倒的に数が少ないせいでしょう。
野鳥の数が多い少ないは、多分餌の量によるのでしょうから、モズ用の餌はそれだけ少ないといえそうで、よって自分の縄張りを持ち、エサの確保を確実にしようとするのでしょう。
モズが秋になって高い梢で鳴くのは、自分の縄張りを他のモズたちに知らせる意味があるそうですが、スズメがそうした行動をするのかどうか知りません。少なくとも私はそれを見たことがありませんから、スズメが縄張りを持つことはないのでしょう。
今日の写真は、この1月4日に岐阜市近郊にある自宅周辺の散歩の際に出会った場面です。秋の名残りの柿の実とモズの取り合わせが美しく、いかにも日本の風景といった感じです。
ところで3枚目の写真ですが、これは上の2枚とは別の日に撮ったモズですが、体が普通より赤い気がします。アカモズかと思って調べたのですが、アカモズは夏鳥で、また体色も少し違います。モズの変わり種でしょうか。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離174.9mm、35ミリ版換477mm、ISO 400、F4.0、1/640sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。