写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ 色鮮やかな Hooded Oriole (フーデッド オロオール)

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 昨日のこのブログ上で、中米のベリーズは熱帯地方に位置することから、植生の違いやそこに住む野鳥たちは、日本では見られない種類が多いことを話題にしました。
 ベリーズに住み始め当初に最も驚くのは、普段の生活の中でハチドリを多く目にしたり、緑色の美しい体の様々な種類のインコが普通に見られることです。

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 もちろんハチドリもインコも体色は非常に鮮やかな原色で、熱帯の明るい空気と、こちらもまた原色で鮮やかに咲くブーゲンビリアやハイビスカスなどの花によく似あいます。
 そんな鮮やかな色彩の多い鳥たちの中で、一歩も引けを足らないのが今日の写真の Hooded Oriole (フーデッド オロオール)で、この鳥を初めて見た時にはその鮮やかさに驚きました。緑の中でこのオレンジ色が凄く映えるのです。

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 このオリオールは通常ヤシ科の木の葉の中で虫を探していることが多いのですが、時々こうして電線に停まることもあります。この鳥も人をあまり恐れないことから、見つければ写真に撮りやすい種類です。。撮影場所は、自宅近くのいつもの散歩コースです。
 3枚目の写真はメスですが、それにしてもオスの色は鮮やかですね。昨日のバーミリオンといい勝負です。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F 8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ 鮮やかな赤色の Vermilion Flycatcher (バーミリオン フライキャッチャー)

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 中米のベリーズは熱帯地方に位置する国ですから、そこで見られる植物や動物は日本とだいぶ違います。空港に到着して最初に見る景色でそれを感じるのは、どこにでもヤシ科の木が多く目につくことです。
 ベリーズの国際空港から、この国最大の都市ベリーズシティに向かう途中に見る景色は、道路に沿って流れる大きな川の、その向こうに広がるヤシ科の木が目立つうっそうとしたジャングルです。その景色を見た時は、ああ熱帯に来たのだと実感したものです。

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 その地でしばらく生活していると、普段目にする野鳥たちが、日本では全く見たことがない種類であることが分かってきます。中にはシラサギのようになじみのある種類もいますが、それは少ない例外で、ほとんどになじみがありません。
 今日の写真の Vermilion Flycatcher (バーミリオン フライキャッチャー)も、その日本では見たことがない仲間で、最初にこの鳥を見たときにはその赤色の鮮やかさに驚きました。

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 そしてさらに驚いたのは、鳥たちの人に対する警戒心の低さでした。最初は逃がしてはならないと遠くから写真を撮っていたのですが、そのうち容易に逃げないことが分かり大胆に近づくことができるようになりました。
 野鳥たちの警戒心の低さは、この種類に限ったことではないことが、しばらく住むうちに分かってきました。人と野生がフレンドリーなのはいいことだと、この国で改めて思いました。
 今日の写真の撮影場所は、ベリーズシティから車で1時間ほどの距離にあるクルックドツリー野生生物保護区内ですが、この鳥はベリーズシティの自宅敷地でもよく見かけることができました。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F 7.1、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ アルツンハ遺跡の Northern Parula (ノーザン パルーラ)

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 中米のベリーズは、日本ではそれほど知られている国ではないのですが、欧米とくにアメリカでは観光地として有名な国です。
 ベリーズ観光の目玉は、オーストラリアに続いて世界第二位の規模を誇るサンゴ環礁で、そこには世界遺産となっているブルーホールがあります。

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 続いての人気先は、紀元前からの文明の遺産であるマヤ遺跡で、それらは全国に散らばっており、ピラミッドを訪ね歩くのは歴史付きの人にとっては魅力的な観光です。
 そしてまた、野生動物にあふれ、それらを間近に見ることができるジャングルも人気です。北の国の人々にとっては密林はあこがれの地で、ホテルのテラスでお茶を飲みながらの野生観察は至福のひと時となります。
 幸いこのベリーズは、既に人が踏み入っているとはいえ、まだ多くのジャングルが残されていますから観光する価値は十分にあり、そのためのホテルが完備されているのはうれしい点です。

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 今日の写真は、この国最大の都市であるベリーズシティに最も近いマヤ遺跡、アルツンハで撮った3枚で、梢で虫を探す Northern Parula (ノーザン パルーラ)のメスだと思います。この種の鳥はよく似た種類が多いことから断定できません。
 アルツンハ遺跡はベリーズシティから車で1時間ほどの距離で、遺跡とジャングルの両方がが楽しめる日帰りできるお勧めの地です。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 800、F 7.1、1/125sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

ベリーズ 散歩で見かけた American Redstart (アメリカン レッドスタート)

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 中米のベリーズは、日本の四国ほどの大きさの国土に、人口はわずか36万人と極端に人口密度が低いのが特徴で、人がまばらに住んでいるという印象です。
 この印象はこの国最大の都市であるベリーズシティも同じで、街が殺風景というか、良く言えば広々としています。逆に言えば都市化がそれほど進んでいないとも取れますが。

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 ベリーズシティは真っ平の平野で、土地の標高が低いため、あちこちに水場が多く、開発の難しい土地でもあるのです。でもそれが幸いして市街地でも多くの自然が残され、様々な野生動物が住んでいます。
 海外からこの国に豊かな自然を求めて観光客が訪れ、彼らは地方のジャングルに出かけるのですが、以外にもベリーズシティの街中で、ジャングルで見られるような野生に出会うことができるのです。
 ベリーズの観光局はこの辺りをもう少し整備し、都市内で人と共存している野生をアピールしたらと思うのですが。

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 今日の写真は、ベリーズシティの住宅地にあった自宅周辺を散歩している際に、民家の庭先で見かけた American Redstart (アメリカン レッドスタート)です。
 この鳥の特徴は、長く広い尾羽を持っていて、それをいつも背筋を伸ばすように少し上に上げていることで、燕尾服を着ているようで、とても優雅に見えます。黒色にオレンジ色が良く目立つ美しい鳥です。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 800、F 5.6、1/160sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。 

ベリーズ 散歩道の Green Heron (グリーン ヘロン)

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 ベリーズに滞在していた頃、住まいはこの国最大の都市ベリーズシティの住宅地にあり、そこは市内でありながら周りに水場が多く、自然が豊かでした。
 水場が多いのは、この街の土地が平らで標高が低いためで、海抜の平均は50㎝ほどもないくらいです。ですから大雨が降ると市内のあちこちで冠水し、時には道路にワニが現れたりします。

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 週末には自宅周辺を散歩するのですが、その折り返し地点は市内を横切って流れる川です。その川までのコース上には空き地になっている沼や、運河、それに道路側溝など、多くの水場があります。
 その水場で最もよく見かける野鳥が今日の写真の Green Heron (グリーン ヘロン)で、日本ではササゴイが最も近い種類と思います。

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 この鳥は人に対する警戒心が低く、自身の漁に集中している時にはすぐ近くまで寄ることができます。もちろん彼らの漁を邪魔しないように、あまり近くまでは寄りませんが。その彼の漁を何度も観察するのですがこの鳥、魚捕りの名手です。
 写真はいずれも散歩途中で撮った3枚で、人家の塀から道路側溝の魚を探しているのを良く見かけます。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 800、F 5.6、1/400sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
 

日本 この時期よく出会うモズ

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 岐阜市近郊にある自宅周りを、普段の運動不足解消を目的に約2.5㎞のコースを、雨の日以外は毎日歩きます。その時、どのような出会いがあっても後悔しないようにと、望遠レンズズームの付いたカメラを必ず持って出ます。

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 野山の木々の葉が無くなる季節には、毎日のように様々な野鳥との出会いがあるのですが、葉が茂る今頃の時期には出会いは極端に少なくなってしまいます。
 この時期散歩で見られる野鳥は、昨日のこのブログでご紹介したサギや鵜、それに空を舞うトビくらいで、取りあえずシャッターは切るのですが、それほど写欲の沸く対象ではありません。

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 一方でこの時期、巣立ち間近のヒナと思われるモズにはよく出会います。人が近づくとモズたちは盛んに鳴き交わし、近づいた人に対して警戒し、そして威嚇しているように思えます。
 今日の写真はそんなモズたちの一場面で、これは多分メスの親鳥です。モズのメスは勇敢で、威嚇する場合は必ずメスが前面に出てきているように見え、オスはいつもメスの背後に構えています。
 2枚目は散歩道に咲いていた花で、赤紫が美しいですね。3枚目はやはり散歩道で見かけた蝶です。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換600mm、ISO 400、F4.3、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
 ところでこのカメラ、今日の写真の通り、望遠からマクロまできれいに捕ってくれますから重宝しています。

 

日本 散歩コースのシラサギとカワウ

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 岐阜市近郊にある自宅の周辺を、毎日カメラを持って探鳥しながら散歩するのですが、この時期は野鳥に出逢う機会はぐっと減り、散歩の間中、一度もシャッターを押すことなく帰ってくることが度々あります。

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 私の散歩コースに根尾川沿いを歩くポイントがあり、冬にはここでマガモカワアイサを見かけるのですが、今はもういません。
 そのカモたちに代わって今はカワウを見かけます。カワウはアユを大量に捕って食べるため、漁業関係者にとっては大変な害鳥ですが、一方で岐阜の長良川で有名な鵜飼いは、ウなしでは成り立ちません。

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 今日の写真は、一年中見かけるシラサギと、カワウですが、この2種は警戒心が強く、川岸に私の姿を認めるとすぐに飛び立ちます。普段から害鳥として人に追われているためでしょうか。
 シラサギも時々庭の池の魚を食べてしまうことで、家庭に池を持っている人たちには害鳥として嫌われています。彼らにかかれば池の魚など、漁が最も容易な獲物に違いありません。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換600mm、ISO 400、F7.1、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。