写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

日本 散歩道で初めて見たアオゲラ

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 岐阜市近郊にある自宅周辺を、カメラを持って散歩するのが日課となっており、季節によって移り替わる風景や、動植物を撮って楽しんでいます。
 最も楽しみにしている被写体は野鳥ですが、冬には様々な種類に出会える半面、夏になると木の葉で見通しが悪くなることもあり、なかなか出会う機会がありません。そうなれば必然的に、この時期に増える昆虫をたくさん撮ることになります。
 今日の写真は、今年の1月に見かけたアオゲラで、いつもの自宅周辺の散歩コースの農道脇にある木で見かけました。頭頂部が見えないことからはっきりとは言えないのですがメスだと思います。

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 これまでこのコースではアカゲラを何度も見かけましたが、アオゲラは全くその機会がありませんでした。ところが根尾川をはさんだ谷汲側では、それほど頻繁に訪れるわけでもないのに、これまで2回も出会っています。
 よって、何かの理由でアカゲラアオゲラが川を挟んで住み分けているのだろうかと思っていたのですが、こうして根尾川のこちら側でも見かけることができましたから、それはどうやら考えすぎだった様です。
 中米の国ベリーズでは、街中であっても多くのキツツキを見ることができたのですが、日本では見る機会は非常に限られています。姿が美しく、木をつつくという習性の面白い鳥ですから、今後増えて我々の目を楽しませてくれることを祈っています。里山周辺にはそれだけの環境は整っていると思うのですが。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.5、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 なばなの里のスズメガ

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 今日は3日続きで秋の晴天に恵まれ、朝から強い日差しが窓から差し込んでいます。しかし天気予報では明日から下り坂だということで、今年のコスモスを見るなら今日が最適日かと思い、自宅から車で1時間ほどの距離にある、花庭園で有名な「なばなの里」に出かけました。

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 なばなの里には去年も訪れ、コスモスをバックにたくさん写真を撮り、一日楽しめましたから既に内部の様子は分かっています。その想いで、コスモスの花畑に行ってみると、3枚目の写真の通り花は貧弱で、既に盛りは終わったのかと愕然としました。
 後でこのことを園内の人に尋ねてみると、今年は3回の台風で痛めつけられたとのことで、今後もこれ以上の花は期待できないとのことでした。台風の影響はここにもありました。がっかりです。
 しかし園内では、去年ここで初めて見たスズメガに今回も出会うことができ、その点はラッキーでした。

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 私はこのガをここで初めて見たとき、ハチドリかと思ったほど、羽ばたきの速さ、花から花への移動の俊敏さなど、その動きと姿がよく似ているのに驚きました。そのスズメがを捉えたのが今日の写真です。
 このスズメガは東海地方でも暖かい南の地域しかいないと思っていたのですが、実は数日前に自宅近くでも見かけました。身近にいたのにどうして今まで気づかなかったのでしょう。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.5、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 黄色のコスモスと共に

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 昨日は日本のほとんどの部分が大陸からの高気圧に覆われ、青空がまぶしい久しぶりに秋晴れのお天気となりました。
 こんな気持ちの良い秋晴れの日には、これまで続いた長雨による家の中の湿気を乾燥させたいのですが、どこにも出かけずに家でじっとしていることができません。
 そこで以前から気になっていた、自宅から北に向かった山間部の空き家にあるナツメの木の様子を見てみようと、出かけました。

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 ナツメは、3枚目の写真の通り、既に熟した実があり収穫の時期でしたが、庭木にも拘らず木が大きく、一番下の枝にも手が届きません。でもまさか空き家とはいえ、よその木に登るわけにもいかず、指をくわえながら諦めました。なおナツメを頂戴することに関しては、一応この集落出身の友人から了解をとってのことです。

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 ナツメの木がある山間部では時折小雨がちらつくなど、それほどお天気が良く無かったのですが、自宅に帰って来てみれば秋晴れで気持ちよく、近くの黄色のコスモスの咲く農道へ出かけました。
 毎年この場所での恒例になっている今年の秋の写真を撮りましたしたが、それが今日の一枚です。
 2枚目は花に来たミツバチですが、この日は風が強く、うまく撮れたのはほんの数枚でした。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離32.4mm、35ミリ版換算88mm、ISO 400、F 4.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 害虫を食べるエナガ

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 岐阜市近郊にある自宅の隣は栗畑で、その向こうが杉林になっており、家の周辺に樹木がたくさんあります。杉がたくさんあるのはうれしくないのですが、でもその林の中からカケスの鳴き声を聞くと、まあ杉林も悪くないかと思っています。
 隣の栗林にはこれまでに、キジバト、モズ、シロハラジョウビタキカワラヒワイカル、ウグイス、シジュウカラヤマガラコゲラアカゲラなど実に様々な野鳥が訪れ、よって私の最も身近で貴重な撮影ポイントなっています。ただし撮影は樹に葉の付いていなくて見通しの効く冬季に限られます。

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 今日の写真のエナガもこの栗林を訪れる常連で冬になるとほぼ毎日のように、10~15羽ほどの群れで現れ、枝から枝へ忙しく飛び移りながら、流れるように移動していきます。
 その群れに時にはシジュウカラが混じっており、エナガを撮った後はそのシジュウカラを狙います。
 彼らはここにどんな餌を期待して来るのだろうかと、前から思っていたのですが、今回の写真でそれが分かりました。撮影は去年の12月です。

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 1枚目の写真で1羽のエナガが、足元の枝に付いている何かをついばんでいますが、3枚目の拡大写真でそれがアブラムシであることが分かります。
 アブラムシは人間にとっては害虫ですから、その駆除に苦労するのですが、こうして野鳥が来て食べてくれるならこんなうれしいことはありません。
 エナガのように、害虫を食べるこんなかわいらしい野鳥が増えてくれたらいいですね。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換600mm、ISO 400、F 4.5、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

セントルシア 背景は世界遺産のピトン山

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 カリブ海の島国セントルシアは、プエルトリコから南米に向かって、点々と連なる東インド諸島に属しており、位置的には熱帯地方になります。
 当然気候は常夏で、暑い日が多いのですが、幸いにも北東からの貿易風が常に吹いていることから、室内や木陰で風を受けていれば割と気持ちよく過ごすことができます。
 北半球の冬のシーズンはセントルシアは乾期で空気が乾燥し、朝晩はひんやりと冷えて更に過ごしやすくなり、そして海が穏やかになって海藻もなくなりますから、一年で最高のシーズンを迎えることになります。この時期にはハリケーンも来ず、晴天の日が続きます。

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 この乾期に当たる12月から4月までがこの国の観光のハイシーズンで、世界中から多くの人たちが押し寄せます。彼らの観光の目玉はもちろんサンゴ礁のある美しい海なのですが、それ以外にもこの国には観光スポットが多くあります。
 その筆頭が今日の1枚目の写真の背後に写っている三角形の双子の山で、これが世界遺産でもあるピトン山とその周辺です。因みにこの2つの山ともガイドを雇って登ることができます。

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ピトン山周辺には多くのホテルがあり、山のふもとの町スフレにある庶民的な宿から、世界の富豪やVIPが利用する超豪華版まで様々なクラスが用意されています。
 セントルシアは小さな島ですから、どこへ行くにも首都カストリーズからの日帰りが可能ですが、世界遺産の近くでゆったりしたいと、当時セントルシア在住でしたが、ホテルに1泊しました。それが2枚目、3枚目の写真で、ホテルは崖の上に建っていることあから、プールのある庭からのピトン山の眺めは最高でした。
 日本ではなじみのない島ですが、機会がありましたら是非訪れてみてください。欧米では非常に人気の高い観光地なのです。

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 使用機材のカメラは Olympus E500、レンズは ZUIKO DIGITAL 14-45mm F3.5-5.6。大きな写真の撮影データは、焦点距離19mm、35ミリ版換380mm、ISO 100、F7.1、1/125sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。

日本 並木と台風被害

 岐阜市近郊にある自宅近くに、樽見鉄道とそのすぐ脇を国道157号線が並行して走る区間が700~800mほどあります。

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 この鉄道と国道の間に桜並木があり、春になると美しく咲き誇り、その桜の花の中を走る鉄道の絵は美しく、毎年多くの鉄道ファンがカメラを構える区間でもあるのです。私も去年と今年の2回、このブログでその写真をご紹介しています。その時のブログと同じ写真ではありませんが、その場所の桜と鉄道の写真が3枚目です。
 この桜並木は100本ほどの木があると思うのですが、それらが9月に来襲した台風21号で被害を受け、1割ほどの木が倒れたり枝が折れたりしました。これらは道路側にに倒れた木もあったことから、台風後すぐに片づけられました。

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 ところがその数日後、台風24号が東海地方に近づく恐れがはっきりした9月末、何とこの被害を免れ残った桜並木のほとんどの木が無残にも切り倒されてしまったのです。それらの木は幹の太さが40~50㎝もある大きな樹ばかりで、100年以上の樹齢の桜なのです。
 台風被害が予想されるのなら、根元から切るのではなく、大きな風を受けないように枝を払うこともできたはずで、そうすれば木が倒れて道路をふさぐことはないはずなのです。なぜ地元が誇る100年以上の歴史を持った桜並木をいとも簡単に切ってしまうのでしょうか。切ってしまった今はどうしようもありませんが、本当に残念でなりません。

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 今日の写真は、大阪の東住吉区にあるうるし堤公園の赤い実のある木を背景にしました。たまたま今日、幼馴染の友達に教えてもらったイヌビワの木と似ていることからこれを選びました。
 この公園の一角に写真の通りこの木の並木があるのですが、豊かな植物は動物を育て、人の心を癒します。長い樹齢の木は貴重であることもあり、根元から切るのではなく枝を払う方向で考えてもらいたいものです。海外ではそれが主流です。

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 使用機材のカメラは Canon EOS Kiss X2、レンズは Sigma 18-125mm F3.8-5.6 DC OS HSM 。大きな写真の撮影データは、焦点距離85mm、35ミリ版換算138mm、ISO 250、F5.6、1/100sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
 

日本 自宅近くにいたチョウゲンボウ

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 岐阜市近郊にある自宅周辺は、平野部から山間部に入る境目で、近くに低い山、遠くに高い山があり、割と広い谷間の中央を根尾川が流れ、その両側に田園が広がるといった変化に富んだ環境のせいか、一年を通して様々な野鳥が見られます。
 ただ最近、久し振りに再会した友達が言うには、自宅からもう少し山間部に入ったところで、ヤマセミはおろか、クマタカアカショウビン、ブッポウソオまで見たという話を聞き、野鳥は一通り見たつもりであった私は大きなショックを受けました。彼はアユ釣りのほかに、アマゴやヤマメ釣りで奥の谷間に入ることから、そういった珍しい野鳥に出会うチャンスが多いのだと思います。

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 この話で、私は自分の観察眼を見直し、更にはもう少し行動範囲を広げる必要がありそうです。
 さて今日の写真は、自宅すぐ近くの畑の広がる道路際の電柱の上にいたチョウゲンボウです。それは去年の12月29日、生まれて初めてこの鳥に出会ったのですが、まさか自宅すぐ近くにいたなんて、この出会いをにわかに信じられませんでした。

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 その日、私が農道から国道に出る時に、ほぼ頭上のすぐ近くの電柱の上から何かが飛び立ったのに気づきました。大きさからしキジバトかと思ったのですが、よく見ると色が全く違います。その鳥は近くの電線に停まったのですが、その時気づきました。これは小型の猛禽類だと。私の心臓は早鐘を打ち始めました。
 夢中でシャッターを切って、撮れたのがこの写真です。この後彼の後を追い、雄姿を沢山の写真に納めることができました。
 この鳥の名前が分かったのは、自宅に帰って図鑑で調べたときでした。今年の冬も会えるのを楽しみにしています。

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 使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 5.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。