先週末のことでした。この中米B国の、最大の都市の住宅地にある自宅隣に、下の小さな写真の通り、道路を挟んで空き地があるのですが、その空地のフェンスの支柱に一羽のハゲタカ Lesser Yellow-Headed Vulture (レッサー イエローヘディッド バウチャー)が来て停まりました。
街中と言えども、上空高くハゲタカが舞っているのはいつものことですが、この様に人間の往来があるすぐ近くにたたずむことは、これまで見かけませんでした。
多分近くに目当ての餌があるのだろうと思ったのですが、案の定、この先30mほど先の道路側溝横に何かの死骸があり、それを狙っていたのです。
このハゲタカ、動物の死骸を食べるというそのキャラクターにうってつけの、他の鳥たちとは違った顔つきで人目を惹きます。この顔の造りは、死骸の中に頭を突っ込むのに適した、機能的に進化した結果なのでしょうね。機能美という言葉がありますが、このハゲタカの場合はどうなのでしょう。
こんな個性的な顔の持ち主ですが、彼らは自然界にとおいて、動物の死骸の始末という重要な役割を果たしているのです。
カメラはSony α77Ⅱに、レンズはSony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、35ミリ版換450mm、ISO400、F8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。