この中米B国では、道路脇に立つ電柱は総て木製であることから、キツツキたちの格好の巣の材料になっています。彼らは余程この電柱が気に入っているようで、電柱以外の、自然の木の巣を見たことはありません。
一方で、たとえ日本のキツツキにそのような習性があっても、コンクリート製の電柱では決してこのようなことは起きませんね。
木製の電柱に巣穴を作るキツツキは2種類で、今日の写真の Acorn Woodpecker (エイコーン ウッドペッカー)がその1種です。もう一方のキツツキ、ゴールデンフロンテッド ウッドペッカーと違って、彼らは都市部は好まず、人口の少ない農村部にしか住みません。かといって人間がいなくなるような寂しい場所でも見かけなくなります。
電柱にこのように穴を開けられるのは、送電、電話会社にとって迷惑かもしれませんが、彼らも自然の仲間として生きている訳ですから大目に見て欲しいですね。
もっとも、彼らの容姿はどことなくユーモラスで、憎めないキャラクターですから誰も迫害はしないと思いますが。
カメラはSony α77Ⅱに、レンズはSony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、35ミリ版換450mm、ISO400、F5.6、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。