今日の写真は、岐阜県本巣市の自宅庭で撮ったジョウビタキのオスです。毎年秋から冬、春にかけて見られる渡り鳥で、彼らは毎年同じ場所に戻ってくるそうです。ですから、今年のジョウビタキは去年見た個体と同じである可能性が高いのです。
そう思ってこうしてジョウビタキを眺めると、良く戻ってきてくれたなと愛着が湧きます。彼らは国境を超えて北から旅してきたのですから、その距離はこの小さな体からは想像できない程の長旅なのです。
この旅を、例えば人間に置き換えれば、人が車を使わずに徒歩で九州の端から北海道の端までを1年間で往復し、それを毎年繰り繰り返しているようなものです。彼らの移動距離はもっと長く、多分途中で嵐に遭ったり、タカに襲われたりと命がけのはずです。そう思うと、本当によく来てくれたなと思うのです。
ところが、同じようにそうやって日本に渡ってきたカモなどを、生きるためではなく趣味などで人が鉄砲で撃つのですから、悲惨ですね。そういった行為は本当に止めてもらいたいと思います。
カメラはSony α550に、レンズはMinolta AF100-300 Apo。大きな写真の撮影データは、35ミリ版換算450mm、ISO400、F5.6、1/80sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。小さな写真はニコンで撮りました。