この中米B国唯一の動物園には、この国に住む様々な生き物が飼われています。彼らの多くは何らかの理由によって野生に戻れなくなり、人間に頼らずには生きてゆけなくなった動物たちです。
その原因のほとんどが人間の身勝手な理由であったり、或いは交通事故などで親を失くし保護されたりした子供たちです。
最も多いのは小さい時から人間に飼われ、その人間が面倒見きれなくなり放棄した動物たちで、ここで飼われている黒ヒョウは骨と皮だけで保護されました。
また小さい時に親を失うと野生の世界で生きるための、親から教えられる学習ができず、生き抜くことができません。
今日の写真の Scarlet Macaw (スカーレット マカウ)もそんな過去を持ち、ここで暮らしています。彼らはもともと人間に慣れやすい野鳥ですが、このマカウも人が来るとすぐに寄ってきます。フレンドリーな鳥はかわいいですね。でも毎日暇を持て余し、寂しい思いをしているかもしれません。
カメラはSony α77Ⅱに、レンズはSony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離70mm、35ミリ版換105mm、ISO1,000、F4.5、1/125sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。