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世界の名品 SEIKO 5 DX

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 今日の写真は、日本が世界に誇るセイコーの腕時計です。セイコーは世界で初めてクオーツ時計を1970年に世に出しましたが、それ以前の機械式時計、特に自動巻式においてすばらしい製品をたくさん出しており、その機械式時計の開発に行き詰ったり、他社に遅れを取ったから新しいクオーツ時計を開発したという訳では決してないのです。
 セイコーの機械式時計にはたくさんの名品があり、40年以上前に発売された昔の時計が、今でも実用されている極めて完成度の高い時計をたくさん世に送り出したのです。クオーツ時計が登場する前の時点で、セイコーの機械式時計は既に完成の域に達していたといえるのかもしれません。
 その時代の名品のひとつが今日の写真の SEIKO5 DX だと思います。DXには25石と27石があり、現在オークションでどちらも手に入りますが、数は25石のほうが圧倒的に多く出ています。
 私はたくさんのDXを持っていますが、そのどれもが非常に正確に時を刻んでいます。どれも中古で入手したことから、過去のオーバーホール歴は分かりませんが、40年以上という時間を考えると、これはすばらしいを通り越して奇跡的なメカを搭載していることを物語っていることだと思います。

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 それに、もうひとつのSEIKO5 の魅力は、たくさんの外観の種類があり、そのどれもデザインのセンスがよく、集める楽しみがあることです。そしてそれら40年以上前の時計が現在実用になるのですから、とても痛快ですね。ところで、SEIKO 時計は海外のちょっと古い小説にたびたび登場するのを知っていますか?
 今日の写真の時計、深い青色がきれいですよね。もちろん小さな写真の銀色もこれまた美しいと思います。

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 この写真を撮ったカメラはCanon Power-Shot S95。大きな写真の撮影データは、焦点距離6.0mm、35mm版換算の焦点距離30mm、ISO200、F4.0、1/100sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。