今日の写真は、東海道本線の大垣駅から、日本三大桜の一つ薄墨桜、濃尾大震災の際に大きくずれた根尾谷断層で有名な根尾樽見を結ぶ樽見鉄道の列車です。
場所は岐阜市郊外の自宅近くの鉄橋で、いつも大きな音を立てて通り過ぎていきます。車両は色々なカラーリングがあり、多くは企業の宣伝に使われ、苦しい財政の足しになっているのでしょう。
もともとは国鉄でしたが、鉄道民営化に伴って第三セクターの樽見鉄道となり現在に至っています。第三セクター発足当時は、ものめずらしさが手伝い、薄墨桜の人気もあって全国でも数少ない黒字路線でしたが、現在ではすっかり赤字路線で、自治体からの援助を受けています。
東海道本線に繋がっていますからとても便利なはずですが、沿線住民の車利用に押され、利用者は伸びていません。このままでは廃線もありうるのですが、いったん切れたら復活は難しいと思います。何とか生きながらえるよう出来る限りの協力をと思うのですが。
カメラはSony α77Ⅱに、レンズはSony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離70mm、35ミリ版換算105mm、ISO 400、F8.0、1/400sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。