中米の国ベリーズに滞在していた頃に住んでいた家は、この国最大の都市の住宅地にあって、周辺は水場が沢山あったことから自然が豊かでした。緑はもちろん多かったのですが、人と共に暮らす野生の生き物たちの多さに驚きました。
そんな野生豊富な自宅周辺を楽しむためと、日ごろの運動不足の解消を兼ねて毎週末に自宅周辺を散歩したのですが、その時には必ず望遠ズームレンズを付けたカメラを携帯し、生き物たちとの思わぬ遭遇に備えていました。
散歩の折り返し地点は近所を流れる川で、その川は街中とは思えないほど両岸にうっそうとマングローブが茂り、まるでジャングルの中を流れているようで、何度見ても飽きない景色でした。
この散歩で生き物たちを撮る楽しみとともに、この自然豊かな街中の川を入れたポートレートもまた写欲をそそるテーマでした。
今日の写真はその川を背景に撮った二枚ですが、緩やかな流れの水面に映ったマングローブの緑色がきれいですね。
上の大きな写真は、川を背景に日陰で、下の小さな一枚は日当で撮っていますが、比べるとだいぶ雰囲気が違います。日陰の一枚はしっとりと落ち着いた静的な印象で、日当の一枚には活気を感じます。
使用機材のカメラはSony α55に、レンズは Minolta AF100-300 Apo。大きな写真の撮影データは、焦点距離210mm、35ミリ版換算315mm、ISO 400、F6,3、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。