中米の国ベリーズに住んでいた頃、自宅はこの国最大の都市ベリーズシティの住宅地にありました。
自宅周りは住宅が多いのですが、街道沿いには各種の大型店舗があり、人や車の多いところでしたが、所々に空き地もあり、そこはこの街の特徴である市内全体の標高が低いことから、所によっては湿地になっている土地もあり、緑が多い街でもありました。
自宅東隣は幅8mほどの道を挟んで大きな空き地があり、雨が降ると所々に水たまりができ、鳥たちの格好の水場となります。雨量が多い時には道路側溝と繋がり、魚が泳ぐことから水鳥たちの餌場ともなります。
そんな水たまりができたある日、この水場に黒い鷹が訪れました。それが今日の写真の Common Black-Hawk (コモンブラックホーク)です。日本のトビほどの大きさです。
この鳥、自宅上空ではよく見かけるのですが、近くを人や車の往来があるこの空き地に舞い降りたのを見たのは初めてでした。よほど喉が渇いていたのかもしれません。
しばらくして飛び立ち、その写真が下の小さな一枚で、どこか得飛び去るのかと思いきや、同じ敷地内のコンクリートの柱の頂上で羽を休めていました。
一番下の写真が自宅上空で捉えた姿ですが、大空を猛禽が悠々と舞う姿は美しいですね。
使用機材のカメラはSony α57に、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F10.0、1/1,600sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。