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カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

背景は横蔵寺の山門

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 岐阜市郊外にある自宅近くに谷汲山華厳寺があり、そこから車で10分ほど山間部に入ったところに横蔵寺があります。そのお寺はお坊さんのミイラが祭られていることで有名で、いつでもそのミイラ拝観することができます。
 でもこのお寺の魅力はそのミイラだけでなく、いかにも日本の山寺といった言葉に表せないような不思議な魅力を感じることです。

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 このお寺は、両側に傾斜のきつい山が迫る谷あいにあることから、境内はそれほど広くはないのですが、その中に雰囲気のある参道や、濃い密度で重厚な建物が配置されています。
 今日の写真はこのお寺の山門で、山間部の山寺にはとても立派な造りで、門徒衆のこのお寺に対する力の入れようが想像できますし、さらに驚くことにここにはなんと立派な三重塔まであるのです。
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 この寺の参道から境内は川に沿って縦に長く、高低は3段に分かれています。傾斜のある参道の先の石段を上ると一段目の敷地で、そこに手水屋があり、そこから再度石段を登った上にある第二段目の山門を見上げます。ここからは見上げる角度が急なことから山門の全容が分かりません。
 山門をくぐってすぐに、三重塔を見上げながら登る石段があり、これを登り切ると本堂のある第三段目の敷地で、ここで振り返ると二枚目の小さな写真の通り、やっと山門の全容が見ることができます。屋根の線が美しいですね。
 大きな写真にある通り、ここで写真を撮ると人物の背景は山門の二階になりますが、普通はこういった位置関係は珍しいのではないでしょうか。
 三枚目の小さな写真は山門を横から見た図で、山寺の山門でありながら随所に凝った造りがみられ、緑の中で美しいたたずまいを見せています。

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 使用機材のカメラはSony α700に、レンズは Tamron AF18-250mm F/3.5-6.3 Di II LD Aspherical。大きな写真の撮影データは、焦点距離100mm、35ミリ版換算150mm、ISO 400、F5.6、1/125sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。