写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

自宅庭の大きなクモ

f:id:photolifenet:20170916221047j:plain

 今日の写真は、岐阜市近郊にある自宅の庭で見つけたクモで、背中の色と模様が虎のように見えることから、勝手にトラグモと呼んでいます。
 この見つけたクモはとても大きく、この庭で最も多く見かけるジョロウグモと比べても引けを取らないばかりか、最も大きな個体に匹敵するほどです。
 下の小さな写真を見ればよく分かるのですが、クモの全身は長い毛におおわれており、脚にはトゲのような太めの毛が生えています。体の毛は防寒用だと思いますが、クモたちは冬をどうやって過ごすのでしょうか。

f:id:photolifenet:20170916221105j:plain

 この辺りでは冬になると雪が積もりますから、その中で巣を張っても虫はおらず、捕まることはありませんから飢えるはずですが。
 それと、クモの糸で空中に巣を作らず、地上で暮らすクモたちの目は大きいのですが、写真のこのクモの目は小さいのが分かります。これは獲物がクモの糸にかかれば、その振動ですぐに位置や大きさもわかると思いますから、高い視力は必要ないからでしょうね。ジョロウグモもやはり目は小さいのです。
 彼らは空中にクモの巣を張り、獲物がかかるのを待つのですが、どうして彼らの体は目立つ色をしているのでしょうか。地味で保護色の方が待ち伏せには理にかなっているような気がするのですが。

f:id:photolifenet:20170916221117j:plain

 獲物となる虫たちはよほど無神経なのでしょうか。それと、目立つ体は天敵に見つかりやすく危険だと思うのですが。不思議ですね。
 彼らに天敵がいることは確かで、その証拠にこの写真のクモ、8本あるはずの足が1本足りません。どの場所でもそこで見つかるクモをよく見てみると、むしろ8本全部揃っているクモの方が少ないように思います。野生の世界は過酷ですね。
 下の小さな写真は、今頃よく見られる可憐な小さな花です。

f:id:photolifenet:20170916221145j:plain

 使用機材のカメラはSony α77Ⅱに、レンズは Tokina AF100mm Macro 。大きな写真の撮影データは、焦点距離100mm、35ミリ版換算150mm、ISO 400、F5.0、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。