ついに捉えました。
去年の冬の終わり頃、岐阜市近郊の自宅周辺の散歩をしていた際に、そのコースで出会った人が、この近くでベニマシコを見たと教えてくれました。
その男性は地元の人ではなく、私の散歩コース上の河原近くで、車からガスコンロを出して野外料理を楽しんでいました。私が声をかけると、私が首から下げているカメラを見て、写真が目的で歩いていると察したように、上記の話となったのです。
私はこれまでこの近くでベニマシコを見た経験がなく、その言葉をにわかに信じられませんでしたし、また、普通そんな鳥を知っている人はそんなにいないと思っていましたから、その名を聞いてちょっと意外な気がしました。
しかしそれ以来ベニマシコの名は頭から離れず、ぜひとも会ってみたいといつも気になっていました。そしてこの冬、ついに散歩コース上で出会ったのです。ベニマシコを見るのはこれが生まれて初めてです。
最初の出会いは遠くからで、証拠写真程度の大きさでしか撮れなかったのですが、1月13日、その日彼を見つけた藪の前にしゃがみ込み、じっと動かず15分ほど経った頃に、私のすぐ近くに藪から姿を現したのです。
そのと時のが今日の写真です。赤色を帯びているのがオスで、メスは地味な茶色をしています。意外な鳥が近くにいるものですね。
それにしてもあの時、あの男性の情報提供がなかったら、私はいまだにベニマシコに気づいていなかったかもしれません。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離214.7mm、35ミリ版換586mm、ISO 400、F4.0、1/400sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。