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ベリーズ ヨットと小舟の意味

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 ベリーズは中米のユカタン半島の付け根に位置し、国土面積が日本の四国程度で、そこに人口はわずか36万人という小さな国です。主な産業はサトウキビ生産で、外貨の6割ほどを稼いでいますが、国民一人当たりのGDPは世界で第100位と基本的には貧しい国です。
 国土はカリブ海に面しておりその海岸線は長く、水産業も盛んで、その中に昔からの伝統の手法がみられる面白い漁法があります。
 その手法とは、一艘のそれほど大きくないヨットに、人一人がやっと乗れるような小さなボートを積み込んで地元の漁港を出発し、ベリーズの海岸線を北から南に向けて南下します。その途中で小さなボートは親船から降ろされ、それぞれがロブスターやコンク貝を素潜り捕ります。

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 こうして漁をしながら1週間ほどかけてベリーズシティに到着し、そこで捕れた獲物を売りさばき、また地元の北の漁港に戻るのだそうです。
 今日の写真に写っている沢山のヨットはその親船たちで、そのヨットをよく見ると小さなボートを積んでいるのが何とか見えます。一番手前に緑色がのボートが見えますがこれがそうです。小さいですね。
 この写真の場所は、ベリーズ川の河口で、背後はカリブ海です。2枚目はその河口にある、ここと島を結ぶ乗り合い高速ボートの発着所で、そのボートに乗り込んでいる利用客の姿が見えます。
 今でもこのような伝統的な漁法が今も行われているベリーズは、知れば知るほどに興味の湧く国です。

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 使用機材のカメラはPanasonic LUMIX FX60。大きな写真の撮影データは、焦点距離7.2mm、35ミリ版換41mm、ISO 80、F5.6、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。