中米のベリーズの首都は内陸部にあるベルモパンですが、この国最大の都市は海岸地方にあるベリーズシティです。
そのベリーズシティは標高が平均50㎝にも満たないような低い土地であることから、都市といえどもあちこちに水場があり、そこにはたくさんの生き物が生息しています。街中の水路にワニがいたり、大蛇のボアが出たり、庭木ではイグアナが葉を食べています。
道路側溝などにワニが出るのは、そこに餌である魚が住んでいるからであり、また、その餌を狙うのは彼らだけではありません。サギはもちろんペリカンなどの野鳥も狙っています。
ベリーズに住んでいた頃、ベリーズシティの住宅地にある自宅周辺を、週末に散歩するのが日課でしたが、そのコース上では毎回本当に様々な動物に出会います。
その一つが今日の写真の Green Heron(グリーンヘロン)で、日本のササゴイに近い種類です。
写真はササゴイが人家の塀の上を歩いている場面で、すぐ下にある道路側溝の魚を狙って移動しています。彼らは人をあまり恐れないこの国の野鳥の中でも、獲物を狙っている時は特に人に無関心で、すぐ近くまで寄っても逃げていきません。
こちらも彼らの狩りの邪魔をしたくありませんから、必要以上に近づきはしませんが。
使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 800、F5.6、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。