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メキシコ 背景は午後のチェツゥマルの街

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 中米の国ベリーズユカタン半島の付け根にあり、西側半分と北側はメキシコと国境を接しています。
 我々日本人は、隣国は総て海を隔てていますから、国境というものに実感が湧かないのですが、このベリーズのような国に来てみると、それが日常の風景であることに驚きます。
 国境というと国境線沿いに緩衝地帯があり、物々しい警備がされているようなイメージですが、ベリーズの場合は違います。
 ベリーズにはメキシコとの国境間にいくつもの通過ポイントがあり、都市に近いポイントは結構な施設と警備がされていますが、田舎の国境はこれが簡素化され、両国民は日常的に国境を行き来し、買い物をしたりします。

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 あるところでは小さな川が国境線で、川の向こうはメキシコですから、言葉も通貨も物価も違います。向こう岸に見える部落の前に横たわるその川は、泳いで簡単に渡れるのですが、勝手には行けないことになっています。なぜならそこは別の国だからです。
 さて今日の写真ですが、我々もベリーズ滞在中に何度か車でメキシコに行きましたが、背景の街はチェツゥマルで、ベリーズに最も近いメキシコの都市です。ベリーズとの間で車で入れる国境は、この都市に近い一か所だけです。
 ベリーズからその国境を越えてメキシコに入ると、インフラ関連の景色は一変し、二国間の国力の差に改めて驚かされます。
 1枚目はチェツゥマル市内の午後遅くのホテル前の道路、2枚目は市内のカリブ海に面した午前の海岸道路です。

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 使用機材のカメラは FUJIFILM FinePix F60fd。大きな写真の撮影データは、焦点距離18.2mm、35ミリ版換83mm、ISO 200、F4.4、1/210sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。