中米の国ベリーズは熱帯地方に位置しますから、温帯気候に位置する日本とは気候はもちろん、植生や生き物の種類に違いを見出すことは少なくありません。
今日の写真のバッタもその一つで、私は日本でこのような種類を見たことがなく、多分この中米を含む熱帯地方のバッタだと思います。彼らのサイズはとても大きく、最初見たときは思わず腰が引けました。測ってはいないのですが、頭から羽根の先まで10㎝近くはあります。
顔つきは仮面を冠っているよう不気味な感じですが、その顔は天空の城ラピタに出てくるロボットを思わせます。
1枚目と2枚目、3枚目の写真は同じ種類だと思いますが、なぜか色が違います。オスとメスの差でしょうか。
彼らはある時期になると一斉に出てきてあちこちで見られるのですが、その数が多いせいか、道路で車にひかれているのをよく目にします。ところで、2枚目の写真のバッタ、後ろ足の一部が無くなっていますね。
写真の撮影場所は、ベリーズシティに最も近いマヤ遺跡公園のアルツンハで、周りは緑濃いジャングルのせいか、野鳥や昆虫を多く見ることができます。
使用機材のカメラは Sony α57、レンズは SONY DT 55-300mm F4.5-5.6。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F8.0、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。