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カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ 湿地のボートツアー

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 中米の国ベリーズは、観光が大きな国の収入源となっており、就業人口も多いことから、官民合わせて力を入れている分野です。
 観光資源の柱は三つあり、最も人気が高いのはオーストラリアに続いて、世界第二位の規模を誇るサンゴ環礁がある海洋リゾート、続いて紀元前からの歴史を誇るマヤ文明遺跡、そして多くの湿地と深いジャングルのある野生観光です。

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 今日ご紹介するのは、この国最大の都市ベリーズシティから、車で20分ほどの近さにある湿地を巡るツアーです。ここを訪れる人たちは、大型クルーズ船で寄港した観光客がメインで、港から観光バスで連れてこられます。
 湿地をめぐる船は、2枚目の写真の通り、大きなプロペラを後部に乗せた風力船で、動力は多分アメ車の中古車から取ったV8エンジンです。このタイプの船はテレビなどで見る、アメリカのマイアミで活躍しているのと同じと思われます。水深が浅い場所ではスクリューが使えませんから、ここではこれが最適だと思います。
 V8エンジンは、マフラーが付いていないのか、ものすごい爆音がしますから、船に乗る観光客は3枚目の写真の通り、防音の耳当てを着けることになります。

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 ですから一番前に立つツアーガイドは、エンジンが始動されている間は身振り手振りで観光客に話しかけます。最もガイドと言ってもワニのいる場所を指さしたり、船がカーブするときに挙げた両腕を進行方向に倒すジェスチャーを客に強要するくらいなのですが。それでもノリのいい観光客は皆で手を挙げて結構楽しんでいました。
 1枚目の写真は、湿地の野鳥たちが船が近づいたため一斉に飛び立つ様子です。都市に近いながらもこのような景観を楽しめるのですから、このツアー、結構人気のようです。それに爆音を響かせながら風を切る爽快感も悪くありません。この強烈な音、暴走族の気持ちが少し分かるような気がします。
 これはベリーズでおすすめツアーの一つです。

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 使用機材のカメラは Sony α55、レンズは Minolta AF100-300 Apo。大きな写真の撮影データは、焦点距離210mm、35ミリ版換算315mm、ISO 800、F10.0、1/1,600sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。