昨日のこのブログ上で、経験を重ねることによって、それまで見えなかった或いは気づくことができなかった野鳥が見えるようになるという私の体験をご紹介しました。
その典型的な例が、地元の川に住む水鳥たちの発見です。
私は小さい頃から川に親しみ、夏には必ず川で遊び、魚とりに明け暮れ、青年になってからはアユ釣りを楽しみましたから、地元の川については良く知っているつもりだったのです。
そのころ川で見かける鳥は、カワガラス、チドリの仲間、セキレイの仲間ぐらいで、それ以外の鳥は見たことがなかったのです。
ところが、自宅近くの川にカモたちの水鳥が生息しているのを知ったのは、今からほんの7年ほど前で、それまでそんな鳥がいることなど全く想像もしていなかったのです。
同じ地元の川でも、もっと下流域の河口近くには、冬にたくさんのカモたちがいるのは知っていましたが、まさか自宅近くの中流域にいるとは思ってもみませんでした。ですから初めて自宅近くの川でカモたちが飛び過ぎるのを見たときは本当に驚き、興奮したものです。
そうやって目が慣れてくると、いるわいるわ、何種類もの水鳥がいることが分かってきたのです。
それにしてもこのカワアイサ、銀色の尾羽をいっぱいに広げて飛び立つ姿は本当に美しいですね。
今日の写真は、カワアイサのオスで、マガモと共に自宅近くの散歩コースの川で最もよく見かける水鳥です。彼らを驚かさないように河原の道を歩くのですが、警戒が強いのか、すぐに飛び飛び去ることが多いのはちょっと残念です。
使用機材のカメラは Nikon D7000、レンズは Tamron SP 70-300mm F/4-5.6 VC USD。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F7.1、1/640sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。