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カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

コスタリカ サンホセ中央郵便局

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 中米のコスタリカの首都サンホセに滞在していた頃、毎週末は日頃の運動不足解消と、興味の尽きない街中の人々の様子を見学する目的で、住宅地にあった自宅から、ダウンタウンまでの往復約6㎞の散歩を日課としていました。
 サンホセは建て替えの進んでいない街並みが多く、繁華街は低層の古びたビルや、現代の自動車社会にはふさわしくない狭い道が多く残っています。一国の首都としては垢抜けしない中心部ですが、それがとても人間臭く、味わい深いものがありますから、慣れるに従い、いつのまにか好きになってしまう不思議な都市なのです。

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 今日の写真は、中心部になる歴史ある建物の一つであるサンホセ中央郵便局ですが、素晴らしく立派で美しく、2枚目の写真からも分かる通り、凝った作りになっています。
 建物正面中央の玄関を入ると、ホールの突き当りに郵便受付のカウンターが並んでいるのですが、このホールがとても広く、おまけに吹き抜けになっており、週末だからなのか人は少ないため、広い空間ががらんとした印象で、まるで大きな鉄道駅に入ったかのような印象でした。

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 この郵便局建物の一角に喫茶店があり、散歩のときにここで一休みしてコーヒーを飲むのが楽しみでした。
 この郵便局の前は公園のような広い歩道になっており、たくさんの人たちが行き来しているのですが、また、たくさんの人が何するともなく木陰に座っています。
 東京や大阪などの大都市でも同じなのかもしれませんが、海外、特に発展途上国ではよく目にする光景です。
 3枚目の写真は、湯便局に近い街角に建つ銀行ですが、玄関の造形が印象的で、歴史と伝統を感じさせる質の良さがにじんでいるように思えます。

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 使用機材のカメラは Canon IXY Digital 700。大きな写真の撮影データは、焦点距離7.7mm、35ミリ版換算39mm、ISO ?、F7.1、1/320sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。