中米の国ベリーズは、ユカタン半島の付け根に位置し、メキシコとグアテマラに国境を接しており、かつてのマヤ文明圏に位置しています。
よってベリーズ国内には全国にマヤ文明の遺跡が散らばってあり、それがこの国の、世界第二位の規模を誇るサンゴ環礁や、野生生物の宝庫である緑濃いジャングルと共に、貴重な観光資源になっています。
今日の写真は、この国最大の都市のベリーズシティに最も近いマヤ遺跡公園であるアルツンハで、園内にはいくつかのピラミッドが、緑の芝生を囲むように配置されて建っています。
この国のピラミッドで修復されたものは総て頂上まで登ることができるため、ただ見るだけではなくピラミッドに触って、登ってかつてのマヤ文明を体験することができますから、海外からの観光客には人気のスポットとなっています。
また遺跡のほとんどはジャングルの中に建設されていますから、ピラミッドに登ってかつてマヤの人々が見たであろう、地平まで続く深い緑色の風景を楽しむことができますし、公園内でもたくさんの野鳥に出会うことができます。
2枚目は遺跡上空を舞うハゲワシ、3枚目がこの国で最も一般的で、この遺跡公園でもいつも見かけるインコ、4枚目がピラミッドのある広場から水場に繋がるジャングルの中の道です。
ベリーズはとても魅力的な国ですが、残念ながら日本ではあまり知られていません。
使用機材のカメラは Fujifilm Finepix F200EXR。大きな写真の撮影データは、焦点距離6.4mm、33ミリ版換算29mm、ISO 200、F9.0、1/220sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。