中米の国ベリーズに住んでいた頃、自宅はこの国最大の都市ベリーズシティの中心部から車で15分ほどの住宅地にありました。
ベリーズシティはカリブ海に突き出た扇状地の様な形状の土地で、このため市全体の標高が低いことから、街中といえどもあちこちに多くの水場があります。
市内どこにおいても、土地を利用する場合は埋め立てや盛り土を必要とし、時には木造でも建物建築時は杭を打たなくてはならないほど軟弱地盤です。
道路側溝や運河、空き地などの多くの水場にはたくさんの生き物が生息し、それを餌とする野鳥が日常生活の中でも多く見られます。驚くことに空き地の湿地にはワニまでも生息しています。
今日の写真は、自宅すぐそばの空き地で、ここは常に土地の半分ほどが水に浸かっており、雨の後にはほぼ全域が水没する場所なのですが、そこでエサ捕りをする White Ibis（ホワイト イビス）と背後はノーザンジャカナです。
道路側溝には家庭雑排水が流れ込み汚染があると思うのですが、雨が良く降ることからそれらはすぐに川に流され、汚染がひどく進むことはないようです。
市内どこの水場でも幾種類のも魚やカニ、大きく育つタニシ、昆虫などを見かけ、豊かな自然が息づいているのを感じます。
3枚目の写真が空き地を広く写したもので、ここだけでも多くの様々な野鳥を見ることができます。
使用機材のカメラは Sony α57、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F6.3、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
