岐阜市近郊にある自宅の周辺を、時間とお天気が許す限りカメラを持って散歩するのですが、冬が去って春の訪れとともに、野鳥の姿を見る機会がぐっと少なくなります。
この時期は、散歩道に限らず自宅周辺ではウグイスがよく鳴いており、散歩道の柿畑ではツグミたちの北への旅立ちが近いのか、地上に降りて盛んに餌を探しています。
この時期見られなくなった冬の鳥たちですが、相変わらず良く姿を見せているのが今日の写真のキジです。
朝早くに散歩に出れば、まだ誰もその道を歩いていないからなのか、ほぼ毎回キジに出会うことができますから、この周辺に生息しているキジの数は多いのだと思います。キジは狩猟目的で放鳥されているそうですが、そのせいなのか、昔に比べて数は増えているのかもしれません。
今日の写真は、3月28日の散歩で見かけたキジで、私が彼に気づいた時は麦畑を走っている場面でした。
1枚目の写真のように、彼はいったん麦畑の中で止まりこちらの様子をうかがっていましたが、私が近づくと追われるように逃げていきました。それが2枚目、3枚目で、この後にも彼はこの場所の餌に未練があるのか、安全な距離まで離れてからこちらの様子を探るかのように、しばらくじっとしていました。
これからもこんなに美しい鳥であり日本の国鳥でもあるキジが、野山に増えてくれることを願っています。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは、焦点距離220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/400sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。