中米のコスタリカの首都はサンホセで、そこは標高が1,172mもあるおかげで、熱帯地方に位置しながら真夏でも気温は30℃を超えることはなく、一年を通じて過ごしやす気候が続きます。それどころか、11月から1月にかけては毛布なしでは寝られない程の寒い日があったりします。
そんなサンホセの街中を、にぎやかな通りでファッショナブルな人々を眺めたり、シティマーケットで珍しい果物を買ったり、ウインドウショッピングをしながら散歩するのが、滞在していた当時の週末の日課でした。
昼食はその散歩の帰路のコース上にある、中国人がシェフを務める中華飯店で取るのが常だったのですが、その店で出される点心、特にエビシュウマイや水餃子、そしておかゆのうまさに舌鼓を打ちました。今でもその味を名残惜しく思っています。
さて今日の写真ですが、当時住んでいた自宅からダウンタウンに向かう散歩コース上にある教会を背景にしています。
サンホセ市内にはたくさんの教会があるのですが、このサンタテレシータは真っ白い外壁と赤い屋根のコントラストが、かわいらしくそして美しいことから、私のお気に入りの建物でした。
2枚目の写真の教会の手前にあるレンガ壁の建物は、かつては鉄道倉庫として使われていましたが、現在は多目的な展示施設として再利用されています。
コスタリカでは建物を壊してしまうようなことは少なく、内外装などに手を加えながら使い続けています。この方法は、利便性において利点は少ないかもしれませんが、伝統や歴史などの文化的な側面では有用性があると思います。
3枚目は教会の内部で、中に入ると外から想像するよりずっと広さを感じます。天井が明るくていい感じですね。
使用機材のカメラは Sony α100、レンズは Sony DT18-200 F3.5-6.3。大きな写真の撮影データは、焦点距240mm、35ミリ版換算36mm、ISO 100、F11.0、1/125sでした。一枚目の写真はクリックして更に大きく見ることができます。