岐阜市近郊にある自宅の周辺を散歩し、移り変わる季節の風景や野生の動物たちを撮影するのは楽しい日課ですが、冬が過ぎて春になると、それまで見られていた野鳥たちがどこかに消えてしまい、彼らを撮影する機会はほとんどなくなります。
しかしそれに変わって野には花が咲き、それに誘われる様に虫たちが集まりますから、関心や撮影の対象はもっぱらそちらに移ります。
今日の写真は、いつもの散歩コースの道端で見かけた、タンポポの花の蜜を吸う背中側の模様がきれいな蜂の仲間です。
この写真をご覧になればお分かりの通り、虫も花もきれいなのですが、それにしても、それをきれいに写し取るこのレンズの高性能ぶりには何度経験しても驚かされます。
レンズの発色やピントの切れは文句なしで、更にレンズを手振れ補正して支えているカメラボディの貢献も大したものです。
日新月歩する最先端の技術が、忘れ去られようとしている昔のレンズの性能を、最大限に引き出し、現代に蘇らせてくれるのは本当にうれしい限りです。
現代のカメラはオールドレンズ遊びをますます楽しいものにしてくれていますね。
使用機材のカメラは Sony α77Ⅱ、レンズは Sigma APO TELE MACRO 300mm F4。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F7.1、1/1,600sでした。一枚目の写真はクリックして更に大きく見ることができます。