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日本 オールドレンズの旅 Tamron 35-70mm F/3.5 華厳寺にて

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 今日の写真は、ミラーレスフルサイズカメラとアダプターを使って、過去に発売された古いレンズを使って撮ったものですが、その結果には驚いています。
 データを見るとこのレンズの発売は1982年となっていますから、今年で37年目ということになります。それほど古いにもかかわらず、解像力に全く問題はなく、写真でお分かりの通りボケ味もきれいで、立体感をつくりだすのに貢献しています。

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 このレンズは同社の高性能版であるSPにも匹敵する性能と言われていますが、確かにその通りと納得します。
 発色は少し冷たい感じがしますから、私は後処理で少し暖色寄りにしていますが、これは個人のお好み次第です。
 現代のレンズで最も進化した部分はフレアーを抑える逆光性能だそうですが、このシーンを見る限り、背後に極めて明るい部分があるのですが、フレアーの悪影響は感じられません。
 写りには関係がないのですが、このレンズの好きな部分は、小型軽量なことと、善玉の大きく弧を描く宝石のようなガラスの美しさです。
 性能も見た目でも、古くなってもいつまでも手元に置きたいレンズの一つです。以下にメーカーの製品情報を引用します。

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 「標準50mmを中心に、広角35mmから中望遠70mmまで日常的な撮影がこの1本でカバーできます。
またM.O.Dセレクターシステムにより本格的なマクロ撮影(最大撮影倍率1:2.8)を可能にしました。
焦点距離全域の開放F値が3.5の通しのため、オートストロボの使用が容易となりました。
ズーミンググリップの採用、明るさの向上を計りながら全体をコンパクト化した高い画質を持つ高性能ズームです。」
 撮影場所は、自宅近くの岐阜県揖斐川町谷汲の華厳寺です。

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 使用機材のカメラは Sony α7Ⅱ、レンズは Tamron 35-70mm F/3.5。大きな写真の撮影データは、焦点距離約50mm、35ミリ版換約50mm、ISO 320、F4.0、1/100sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。