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カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ 水場の White Ibis (ホワイト イビス)

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 中米の国ベリーズは、メキシコのあるユカタン半島の南東の付け根に位置しており、東側はカリブ海に面しています。
 地図でご覧になるとお分かりの通り、ユカタン半島は巨大な土地ですが、その土地は真っ平で山が見当たりません。おまけにこれだけ広い土地にも拘らず大河は流れていないのです。
 ベリーズの土地も同じように国土の大半は平野ですが、南西のグアテマラ国境には山地があり、そこから大きく蛇行を繰り返しながら、ベリーズ最大の河川ベリーズ川がカリブ海にそそいでいます。

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 その川の水が運んだ土砂によってできた扇状地に、この国最大の都市であるベリーズシティが建設されました。しかしそこはかつてマングローブが茂る湿地だったに違いなく、今でもその名残りが残っています。
 市街地を含む市内の標高は50㎝以下で、雨が降ると道路はすぐに冠水し、どこの敷地にも水が溜まります。普段でも市内のあちこちに湿地や水たまりが多く、よって魚やカニ、タニシなどの水生動物が多く生息しています。
 今日の写真は、市街中心部から車で15分ほどの距離にある住宅地にある自宅の隣の土地で、売地になっています。その売地がこのように沼地然としているのは珍しいことではありません。以前散歩の途中この売地でワニを見かけたことがあります。

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 このように市内でありながら、至る所に水のある自然豊かな土地ですから、野生動物も多く住んでいます。
 1枚目は White Ibis (ホワイト イビス)で、日本名シロトキです。彼らが群れて空を飛ぶ様はあまりにも美しく見とれてしまいます。シロトキの向こうにノーザンジャカナが見え、更にその向こうにその若鳥がいます。
 2枚目は同じくシロトキですが、彼らはなぜ羽毛をこんなにも美しく保つことができるのでしょうか。
 3枚目はクロエリセイタカシギで、きれいな水場が良く似合う、とても上品そうな水鳥です。
 水があって、そこに水鳥たちがいる風景っていいですね。

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 使用機材のカメラは Sony α57、レンズは Sony DT55-300。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 400、F6.3、1/800sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。