岐阜市近郊にある自宅周辺は、濃尾平野から美濃の山間部に変わる入り口にあたり、低い山と一級河川の根尾川、その川沿いに農耕地が広がっており、変化に富んだ豊かな自然に恵まれています。ただ杉林が多いことから春の花粉には往生しますが。
自宅は西側が国道、東側に栗畑があり、この栗畑に秋から春にかけて様々な野鳥が訪れ、私の貴重な趣味の野鳥撮影ポイントになっています。
今日の写真は1月下旬に捉えたシロハラで、彼はこの栗畑や、それに続く自宅の軒先を良く訪れ、盛んに木の葉をくわえてはひっくり返し、餌を探します。手元の図鑑に拠れば、こうして落ち葉の下にいるミミズなどを探しているそうです。
また、シロハラは冬鳥として日本に渡って来ますが、広島で繁殖が観察されているようです。もしかしてこれって温暖化の影響?
この鳥は地上で餌を探すことから、人が近づいても気づくのが遅れるのか、散歩の途中に藪の中から急に羽音と、驚いた特の悲鳴なのかを発しながら飛び立ち、こちらもびっくりすることがあります。
シロハラは、自宅周辺を訪れた際には群れを作ることなく、いつも単独行動ですが、冬の寒い時期の夜など一人で寂しくないのでしょうか。
写真はいずれも隣の栗畑で撮ったもので、部屋の中からサッシをわずかに開け、その隙間から狙いました。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ 。大きな写真の撮影データは焦点距8.8mm、35ミリ版換算24mm、ISO 400、F 7.1、1/1,000sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。