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カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

ベリーズ ベリーズシティと野生

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 中米の国ベリーズに滞在していた間、自宅はこの国最大の都市であるベリーズシティの、市街地中心部から車で10分ほどの距離にある住宅地にありました。
 ベリーズシティはこの国最大の都市といっても、人口は10万人以下と少ないことから土地には余裕があり、また、標高が低く海に近いことから水場が多く、街のいたるところに緑あふれる自然豊かな土地でした。

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 自宅の近くをベリーズ川の支流が流れていましたが、その両岸はマングローブにびっしりと覆われ、ごく一部を除き川には簡単に近づくことはできませんでした。
 そのマングローブの景観を楽しむには舟に乗って水上からか、或いは今日の写真のように、自宅から歩いて20分ほどの距離にある、新しく架けられた橋から眺めることです。

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 2枚目の写真にある通り、この川は街中を流れているにも拘らず、まるでジャングルの中のような、とてもワイルドな眺めなのです。この光景に魅せられ、週末にはこの橋を散歩で訪れるのが楽しみでした。
 3枚目、4枚目はこの橋の近くに咲く、中米の桜と言われるフランボイヤの花に来た野鳥で、鮮やかなオレンジ色が美しいボルチモアオリオールと、この国で最も一般的なインコであるオリーブスローティッドパラキートです。

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 1枚目の写真の左端にそのフランボイヤがわずかに写っています。
 このほかにもここに来ると様々な野鳥に出会う機会が多く、そればかりか、橋の上からは水中の魚まで見ることができますし、そして更にその魚を狙うカワセミも現れます。
 私はこれまでに多くの国の多くの街に滞在しましたが、このベリーズシティ程、街中で身近に野生を体験できる都市はありませんでした。
 快適な都市の暮らしの中でジャングルや湿原の野生を体験できるという、これは他にはない素晴らしい観光資源だと思います。

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 使用機材のカメラは Fujifilm Finepix F60fd。大きな写真の撮影データは、焦点距離9.2mm、35ミリ版換算 42mm、ISO 100、F5.6、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。