令和2年1月4日、岐阜市近郊にある自宅の周辺を散歩したとき、麦畑で今日の写真のキジたちに出会いました。写真には3羽写っていますが、その時そこにいたのは5羽ほどだったと思います。
彼らは私の姿に気づくなり一目散に駆け足で逃げ始め、すぐ近くの全く手入れされていない、この辺りでは一番大きな農園の中に消えました。この農園はかつては様々な農作物が作られていたのですが、今では全く使われず、草が茂り荒れ放題になっています。
その農園は通常誰も出入りしないことから、現在キツネや小動物、野鳥たちの天国となっており、彼らの一部の繁殖地となっているようです。
最近頻繁に見かけるようになったオオタカは、もしかするとここに住むキジや、根尾川のカモを狙って農園内にある高い木の梢で獲物を見張っているのではないかと思っています。彼にとってここには豊富な餌があるのですから。
1枚目は車の中から写したもので、キジは異常を察知して警戒のために頭を高くしている辺りを伺っている様子です。
2枚目は、私が車から出たことで人間と認め、危険が迫っていると判断し走り出したところです。
3枚目は別の少し離れた所にいたキジで、こちらも近くの草むらに逃げ込もうとしているところです。
野生のキジはいつまでたっても用心深いですね。これはこれまで人間が彼らを撃ってきた名残りなのでしょう。残念な歴史です。
使用機材のカメラはSony Cyber-shot RX10 Ⅳ。大きな写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/640sでした。また、大きな写真はクリックしてもう少し大きく見ることが出来ます。