中米の国ベリーズは日本の四国ほどの国土面積にわずか36万人ほどの人口しかなく、更に国土全体の標高が低く湿地などが多いことから開発が進まず、結果として豊かな自然が残されている国です。ですから野生動物の数や種類が多く、日常生活の中で様々な野生たちに出会うことができます。
今日の写真はこの国最大の都市であるベリーズシティから車で1時間ほどの距離にある古代のマヤ遺跡があるアルツンハで撮ったものです。ここはジャングルの中にぽっかりと空いた真空地帯のような場所ですからや野鳥観察にはもってこいなのです。
この鳥は手持ちの図鑑で調べたところ、Magnolia Warbler（マグノリア ワーブラー）だと思います。というのもワーブラーは姿がよく似た鳥が多いことから特定のむつかしい種類なのです。この鳥の特徴は黒い目の周りと白い眉、黄色のあごとおなかに、のどからの黒い縦じま模様、それに翼の白い斑紋ということで調べました。
このワーブラーは私が当時住んでいたベリーズシティの街中で見たことはなく、たぶんこうしたジャングルに近い環境でしか見られない種類だと思います。思うにこの写真に写っているような彼らの好きな樹種が街中には少ないのだと思います。
これがマヤ遺跡のアルツンハで、広い敷地にいくつかのピラミッドがある、この国では中規模の遺跡です。周りは御覧の通りジャングルに囲まれ、多くの野生動物に出会うことができます。この遺跡は街に近いことからアクセスが容易で、外国からの観光客の人気のスポットとなっています。
使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは Sony SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO800、F 5.6、1/500sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
