昨日の5月17日に自宅近くの、交通量がほとんどない渓谷を走る道路に歩きに行ったことをお話しましたが、今日はその時の続きです。道路の東側ははるか下を流れる根尾川で、西側はほぼ垂直に切り立った崖になっていますが、その両側とも急傾斜にもかかわらずもたくましく樹木が茂っています。その中から様々な鳥たちの鳴き声が聞こえるのですが、なかなか発見には至りません。何しろ今は葉が多すぎます。
西側の切り立った崖をコンクリートブロック積で整備した壁で一羽の地味な鳥を見つけました。全身は目立たない茶色で、おなかが白っぽい体色でした。その鳥は斜面のコケをくちばしでむしっています。むしってはくちばしにくわえていますから餌ではなく多分巣材だろうと想像しました。
想像はついていましたが、自宅に帰ってから図鑑で調べてみるとやはりオオルリのメスでした。歩いている途中にオオルリの鳴き声が聞こえていましたから、どこかで会えるだろうとは思っていましたが、この日はオスではなくメスでした。それにしてもオオルリは巣作りって遅いのですね。
これは橋から撮った渓谷の一部ですが、谷が深く水量もあり、更に人が少ないことから野鳥たちにとっては素晴らしい環境だと思います。カモ類をはじめカワセミ、ヤマセミが生息していそうです。
使用機材のカメラはSony α57、レンズは Sony SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO1,600 、F 5.6、1/500sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
