マクロレンズを持つと花や昆虫に注意を向けるようになり、自宅庭の中でも普段は見過ごしている様々な物が目に付くようになります。その中でも昆虫はとても興味深く、撮れば撮るほどに発見と驚きがあります。この写真は庭で出会った赤トンボですが、複眼というものを間近に見ることでその意味が分かり、そしてその美しさに驚いています。
例えばこのようの大きさでしか写せないのであれば複眼の意味は分からず、美しさに感動することもないかもしれません。
背中から見ると首から頭にかけて、ものすごく無防備に内部の機構が見えてしまっているような感じです。また頭のほとんどが目で覆われているのもまた印象的です。
その目はまるでジェット戦闘機のパイロットがつけるヘルメットのようでメカニカル感じです。彼らはこの目で世界をどんなふうに見ているのでしょうか。
使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは Tokina AF 100mm Macro。1枚目の写真の撮影データは焦点距100mm、35ミリ版換算150mm、ISO400、F 5.0、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。