中米の国ベリーズの最大の都市から北西方向に車で1時間ほどの距離にクルックドツリー野生生物保護区があります。ここはおおきな湖のある湿原で、世界の湿原の自然を保護する目的のラムサール条約に加盟しており、一年を通して多くの野生動物に出会えます。中でも特に湖の水位が下がる乾季には国境を越えて周辺から多くの水鳥たちが集まり壮大な野生のスペクタクルを見せてくれます。
水鳥たちが集まる時期には湖は野鳥たちであふれ、湖畔でも枝から水面の魚を狙うカワセミの仲間も多くみられるようになります。今日の１枚目と２枚目の写真は、この国でみられる最も小さなカワセミの仲間の American Pigmy Kingfisher （アメリカン ピグミー キングフィッシャー）で、体長は13cmしかない非常に小さな体格の持ち主です。
こちらは Amazon Kingfisher（アマゾン キングフィッシャー）で、体長は28㎝とアメリカンピグミーよりだいぶ大きく中型の部類に入ります。ここではカラスほどの体格を持つカワセミもおり、とても大きな魚を捕まえます。湖では運が良ければ彼らの狩りの瞬間を見ることができます。
この写真は水鳥たちが湖の中ほどに集まって漁をしている場面で、ちょうど米州最大の翼開長を持つジャビルが着水するところです。この時期のこの保護区はまさに野生の王国で、その様を見ようと世界中から多くの観光客が集まります。
使用機材のカメラはSony α77Ⅱ、レンズは Sony SONY 70-300mm F4.5-5.6 G SSM。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO800、F 5.6、1/320sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。
