写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

コスタリカ サベグレ谷の渓谷

 中米コスタリカ環境保全、温暖化対策とエコツーリズムで世界的に有名で、実態はともかく少なくとも中米ではその分野でリーダー的存在です。そのコスタリカに世界中からたくさんの観光客が押し寄せるのですが、彼らは多分この国の豊かな自然に満足して旅を終えるものと思います。その観光の目玉の一つとして美しさで世界的に有名な野鳥であるケツァールがあるのですが、コスタリカではそれを簡単に見ることができるのです。その場所が今日の写真の背景となっているサベグレ谷です。ここでは地元のガイドを雇えばほぼ確実に美しいケツァールに出会うことができます。しかしここはケツァール以外でも多くの魅力にあふれています。1枚目はホテル近くを流れている渓谷ですが、この流ればまたなぜか美しいのです。

 渓谷の水は透明で魚の存在を思わせるのですが、実際に近くで釣りをしていましたからマスなどがいるのだろうと思います。私の岐阜の地元ならアマゴを狙いますが、ここにはそういった種類の魚がいるのでしょうか。いなければ放流したいところですが地元の魚以外を放流すれば生態系のバランスが崩れてしまいますね。でもアマゴがマスにとって代わっても特に問題ないと思いますが。

 ホテル周辺を散策するとたくさんの、様々な野鳥に出会うことができます。そのどれも日本ではなじみのないもので興味が尽きません。この写真の鳥は体色が黒色で地味ですが、足のすねに黄色の飾りを付けていて、それがとても目立つかわいらしい小鳥です。

 使用機材のカメラはSony α550、レンズは Sigma AF70-300 Apo。1枚目の写真の撮影データは焦点距100mm、35ミリ版換算150mm、ISO800、F7.1、1/400sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 青空のサシバ

 2022年9月11日は朝から雲は少なく青空が広がっていました。昨夜の雨で午前中は湿度の高い蒸し暑さがありましたが午後は割とからりとしてきました。今日も自宅近くの文殊の森公園に行き、文殊山頂上までの途中にある野鳥観察小屋まで登ってきました。お昼は四季の展望台でコンビニのおにぎりを食べたのですが、その際に青空を舞うサシバに出会いました。それが今日の写真です。ここでは彼を何度も見かけます。

 サシバ夏鳥ですから秋には南に帰ります。その際には大群を作りその様子が毎年恒例の風物詩になっているそうですが、私はまだそれを見ていません。岐阜市には岐阜城のある金華山があるのですが、その周辺で渡りのための群れを見ることができるそうです。写真のサシバ文殊山の上昇気流に乗って、はばたくことなく瞬く間に空高く舞い上がって行きました。

 3枚目の写真は今朝自宅の窓際で見かけたジョロウグモの巣です。クモやクモの巣は顔にかかったりして嫌な存在ですが、巣の美しさにはいつもながら感心します。ところで小鳥はクモを餌としているのが多いのですが彼らはこうして姿をさらしていて大丈夫なのでしょうか。

 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 100、F 5.6、1/1,000sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

セントルシア 背景は兵舎の遺跡

 カリブ海の島国セントルシアは、日本の淡路島ほどの国土しか持たない小さな国ですが、アメリカに近い地理的優位と豊富な観光資源があるため世界でも有名なリゾートの渡航先として知られています。特にイギリス人には人気で毎年のようにBBCで旅行特集が組まれるほどです。そのセントルシアの最大の観光スポットが首都カストリーズの北にあるロドニーベイで、そこは長いビーチにホテルやレストランが立ち並んでいます。ロドニーベイの北の端にはピジョンアイランド国立公園があり、そこにはかつてイギリス軍が建設した軍の施設が遺跡として残っています。今日の写真はその遺跡を背景に撮りました。1枚目は兵士の宿舎だった建物だそうです。

 2枚目は宿舎を建てる場所の土地を平らにするために積んだ石垣です。この石垣は精巧にできており、建物はかなり傷んでいますが石垣に痛みは全くなく今でもしっかりしています。石垣はやはり建物に比べて構造的に無理がないのでしょうね。

 3枚目は公園内の丘の上に作られた砦で、その一角に弾薬庫が造られていますが、写真にはその一部が写っています。しかし建物の大敵は植物で、この壁も植物の根で破壊が進んでいます。早急に手を打たないと崩れてしまうのは時間の問題でしょう。遺跡は言うまでもなく極めて貴重な歴史遺産ですから対処してほしいと願っています。

 撮影機材は Canon Power-shot S80。撮影データは焦点距離 15.2 mm、35ミリ版換算 76 mm、 ISO ?、F 4.5、1/60sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 文殊山のオナガアゲハチョウ

 今日の写真は先日の2022年9月7日に、自宅近くの文殊の森公園で撮ったものです。このチョウの種類については多分オナガアゲハだと思います。自宅周辺ではアゲハチョウといえばこの黒色のが断然多く通常のものはあまり見かけせん。大阪市内で育った人は逆に黒色のアゲハはほとんど見たことがなかったそうです。この黒のアゲハチョウ、まるで豪華なドレスをまとった貴婦人のように見えます。

 オナガアゲハは最近文殊山の、ある低木の花のそばで毎回見かけますから今の時期これがお気に入りなのでしょう。ただ自宅では庭にある柑橘類の木に卵を産み付け、その幼虫が葉を食い荒らす害虫ですからあまり歓迎できません。

 3枚目はクロアゲハチョウを見かけたすぐ近くの木にいたメジロです。彼らの群れにはいろいろな種類の鳥が混ざっていますから、それらを見つけるのがある意味楽しみです。
 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 5.0、1/800sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 文殊山のサンショウクイたち

 今日の写真は昨日2022年9月7日に自宅近くの文殊の森公園で出会った野鳥たちです。この日には昨日のこのブログ上でご紹介したキビタキのオスとメスやサメビタキにも出会っていますから、この日は最近にない豊漁でした。写真の一枚目はサンショウクイですが彼(彼女)は単独ではなく他にも1羽、あるいはもっといたかもしれません。私が見たもう1羽は幼い感じでしたから今年巣立った彼(彼女)の子供かもしれません。サンショウクイは今でもチリリリリと鳴きますから探しやすい鳥です。

 2枚目はオオルリの若鳥だと思うのですが間違いでしょうか。というのもオオルリは子育てが終わると標高のもう少し高いところに移動するようで、最近は文殊山で見かけることはありません。ところが若鳥だけがここにいるのは何となく不自然と思うからです。でもこの体色はオオルリだと思えてなりません。

 3枚目は留鳥ヤマガラで一年中ここで見かけることができます。ヤマガラはなぜか人をそれほど警戒しませんから時にはこうしてかなり近くで撮影することができる鳥です。ところでヤマガラがおみくじを引く芸は今でもあるのでしょうか。

 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 5.0、1/800sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 文殊山の今日の野鳥たち キビタキなど

 2022年9月7日は朝から青空が見え、お昼前にはその晴れ間が広がり、また割と乾いた空気で久しぶりに心地よいお天気でした。今日の文殊山登山はもちろんこれまで通り大量の汗をかきましたが木陰は涼しく、これまでのような高湿度の不快さは多少ですが少なくなりました。さて文殊山では近頃では珍しく多くの鳥たちに出会うことができました。その一つがこの写真のキビタキのオスです。オオルリは夏になって全く姿を見せませんがキビタキは時々こうして見せてくれています。でも彼らに出会うためには積極的にこちらから探すしかありません。なぜなら今はさえずってくれませんから。

 2枚目は上の写真のオスの近くにいたということもあり多分キビタキのメスです。彼らはこの時期につがいを作っているかどうかわかりませんが、オスとほぼ同じ場所で見かけました。オオルリはこの時期、子育てした場所より標高のより高い場所に移動しているようですから、これが体色の良く似ているオオルリのメスという可能性は低いと思います。

 3枚目は多分今年巣立ちしたサメビタキの若鳥です。彼はキビタキの近くで見かけましたがそれとは違うグループと一緒にいました。そのグループはメジロと、なぜかオオルリと思われる若鳥がいました。オオルリの成鳥は高地に移動しても若鳥たちは巣立った場所に留まるのでしょうか。

 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 2,000、F 5.0、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

ベリーズ 国立公園のスラティテイルド トロゴン

 中米の国ベリーズのこの国最大の都市であるベリーズシティから南西方向に車で3時間ほどのところにメイフラワー ボカウィーナ国立公園があります。ここは国立公園の中にリゾートホテルがあり手軽に豊かな自然を楽しめる場所として人気があります。それにこの地区は野鳥が多いことからバードウオッチングのツアーガイドのおすすめの場所でもあるのです。ですから園内のホテルの広い敷地内だけでも様々な鳥を楽しむことができます。今日の写真はそのホテル敷地内で撮影したもので、赤色と緑色が鮮やかなスラティテイルド トロゴンです。

 このトロゴンはヤシ科の木になる実が好物で、それを丸のみにし、胃の中で種の周りの実の部分を消化した後、残った種をこの写真のように吐き出します。この食事方法は昨日のこのブログ上でご紹介したケツァールによく似ています。ケツァールは種としてこのトロゴンの仲間なのです。

 3枚目の写真はメスですがケツァールのメスに比べてかなり地味な体色です。トロゴンの仲間は大抵は標高の低い暑い場所で多く見られるのですが、ケツァールは標高の高い涼しい場所を好みますからベリーズではほとんど見かけません。でもベリーズにもわずかですが山岳地帯がありますから、そこには生息しているのかもしれません。

 使用機材のカメラはSony α55、レンズは Minolta AF100-300 F3.5-4.5。1枚目の写真の撮影データは焦点距300mm、35ミリ版換算450mm、ISO800、F5.6、1/500sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。