写真紹介 on Line

カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

コスタリカ 自宅近くの公園にて

 中米コスタリカに滞在していた間は、この国の首都であるサンホセに住んでいました。当時の自宅は市街地中心部からそれほど遠くなく便利な場所にあり、建物は30世帯ほどが入るタウンハウスでしたから治安上の問題は感じませんでした。また毎週末に自宅から市街地まで散歩をしましたが、その間に危険なことに出会うことなく過ごすことができました。コスタリカは周辺国に比べて安全かと思います。さて今日の写真は自宅近くにあった、空き地に近いような雰囲気の公園で撮ったものです。1枚目はその公園の樹木を背景にしましたが、あまりにもボケが大きく何が写っているのか分かりませんから、ただのポートレートになってしまっています。

 この公園はそれほど樹木が多いわけではないのですが野鳥をよく見かけます。花が咲いたり実のなる木が多いせいでしょうか。2枚目は熱帯特有の美しい原色の花に来たボルチモアオリオールです。この鳥はこの公園だけでなく自宅周りでよく見かけます。彼は花の蜜を好みます。

 3枚目はやはり公園内で出会ったハウスウレンで日本ではミソサザイに近い種類です。大きな声で元気よくさえずります。日本ではミソサザイはあまり姿を見せてくれませんが、このハウスウレンは人をあまり怖がらず、よく姿を見せてくれます。ただ割と灌木内を移動しますから気を付けないと見逃してしまいます。

 4枚目は全身がオレンジ色のチョウです。こんな色だと目立ちますから鳥たちの格好の餌食になると思うのですが。これには何か理由があるのでしょうね。

 使用機材のカメラはSony α550、レンズは Sigma AF70-300 Apo。1枚目の写真の撮影データは焦点距120mm、35ミリ版換算180mm、ISO400、F4.0、1/125sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

コスタリカ ホテルのハチドリたち

 先日のこのブログで中米コスタリカにはたくさんの種類の野鳥が多く生息していることをお伝えしました。よってバードウオッチャーには一度は訪れたい国はないでしょうか。手塚治虫の有名な火の鳥であり不死鳥のモデルとなっているケツァールは探鳥の目玉ですが、それだけに限らずこの国では興味深い野鳥を多く見ることができます。今日はケツァールが多く住むサベグレ谷にあるホテルの敷地内で見かけたハチドリたちをご紹介します。

 コスタリカに限らず私がこれまでに訪れた中南米の国々では、多くのホテルで敷地内に野鳥を呼び寄せるための餌台が設置されています。それらには2種類ありハチドリ用の砂糖水の入った容器と、それ以外の鳥たちが集まる餌台です。今日の写真の餌台はいずれもハチドリ用です。

 ハチドリ用の砂糖水は鳥たちが糖尿病にならないように濃度に気を付けているとホテルの人は言っていましたが、どこまで正確か分かりません。また観光客を楽しませる目的とはいえ、こういった行為がいいのか悪いのか難しいところです。でも実際に目の前に美しい鳥たちが来てくれるのはうれしいものです。こんな機会でもない限り近くで多くの種類のハチドリを見るのは困難です。

 ハチドリたちは餌台だけに集まるのではなくホテル敷地内に咲く多くの花にも来ます。コスタリカはとにかくハチドリの種類が多く多分50種類を超えていると思います。

 使用機材のカメラはSony α550、レンズは Sigma AF70-300 Apo。1枚目の写真の撮影データは焦点距230mm、35ミリ版換算345mm、ISO200、F7.1、1/100sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 青空のアオサギ

 今日の写真は今年の冬に、岐阜市近郊にある自宅周辺を散歩したときに撮ったものです。自宅周辺の地形は濃尾平野から山間部に切り替わる境あたりに位置することから、農地と低い山の中央を根尾川が流れているといった変化に富んだものです。ですから一年を通して様々な野鳥を見ることができ、そういった鳥たちをこれまでにご紹介してきました。

 今日はそんな自宅近くの散歩道で見かけたアオサギが空を飛んでいるシーンです。この日は冬晴れて空はどこまでも青く、空に浮かぶ鳥にとっては素晴らしい背景となっていました。

 近年アオサギは私が小さい頃に比べて数が増えているように感じます。でも彼らは民家の池にまで来て、そこで飼われている錦鯉まで狙いますから、彼らが数を増やしていることに素直に喜べない現実があります。

 アオサギに出会った後に同じ散歩道で、この写真の通りノスリにも出会いました。アオサギと違って猛禽類はそれなりの迫力があります。

 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 8.0、1/1,600sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

コスタリカ サベグレ谷のホテルの野鳥たち

 中米コスタリカはアウトドアー派やバードウオッチャーにはあこがれの国だと思います。自然が豊かで地形に起因する気候が多様性に富んでいますから、生き物の種類が多く多彩で、もちろん野鳥に関しても例外ではありません。それに何といっても、ここでは世界で最も美しい鳥の一つとされる有名なケツァールに簡単に出会えるのは大きな魅力です。でもケツァール以外にも魅力的な鳥はたくさんいますから、この国を訪問して後悔することはないのではと思います。1枚目はホテル食堂のベランダに来たハチドリです。こちらの鳥たちは人を全く怖がりませんからすぐ近くで撮影できます。

 この鳥もホテル庭で見かけたカラードレッドスタートで、写真の通りとてもかわいらしい鳥です。虫を主食としているようで、その虫を捕るためにホテル建物の中に入り込み電灯近くで待ち伏せします。この鳥を首都のサンホセで見かけることはありませんでしたから普段は高地に住むのだろうと思います。

 ケツァールに出会えるサベグレ谷にはたくさんのホテルがありますが、この写真はそのうちの一つのトロゴンロッジで、もう少し下流のサベグレホテルと並んでこの谷では規模の大きなホテルです。このホテルを1回、サベグレホテルを2回利用しましたが、私の個人的な評価では設備、サービス、野鳥の多さともに後者に軍配が上がります。

 4枚目は高地を走る幹線道路から離れてサベヅレ谷に入ったすぐの風景で、ここから谷を下ります。その道路沿いにたくさんのホテルがあります。それくらいにこの谷に世界中から人が集まるのでしょうね。コスタリカを訪れたらぜひとも行ってみたい場所だと思います。

 使用機材のカメラはSony α550、レンズは Sigma AF70-300 Apo。1枚目の写真の撮影データは焦点距80mm、35ミリ版換算135mm、ISO400、F4.0、1/60sでした。また1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 エゴの実をつつくヤマガラ

 昨日のこのブログで9月12日に文殊の森公園ヤマガラに出会い、彼が松かさの種を食べている様子をご紹介しました。その翌日の13日に再度同公園でヤマガラに出会いました。しかし今度は松かさではなく彼らの大好物であるエゴの実をつついていました。彼らがこの実をどれほど好物にしているかを知ったのは、岐阜市長良川近くの松尾池でのことで、そこのヤマガラは椅子に座っている人のすぐ横に置いてある瓶の中のエゴの実を、瓶の中にまで入ってくわえていく姿を目撃したからです。あの時はあまりの馴れ馴れしさに驚きました。

 この時のエゴの実をつついていたヤマガラとの距離は多分10m以下でしたが、彼は私を全く気に留める様子もなく一心に実をつついていました。写真は手前に枝があったことから少しボケているのが残念です。撮影時にはそれに気づけませんでした。

 この日にはコゲラにも出会うことができました。見つけた時は登山道のすぐ脇のあべまきの木にいたのですが、カメラを構えた時には少し離れた別の木に移動しました。コゲラなどは何度も出会っている種類ですが何度見ても飽きず、その姿はいつも心を和ませてくれます。

 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 1,250、F 4.0、1/250sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

日本 松かさの実を食べるヤマガラ

 今日は、先日2022年9月12日に自宅近くの文殊の森公園で出会ったヤマガラをご紹介します。ヤマガラは松の種を松かさから引き抜き、それを近くの枝に持って行くという動作を何度も繰り返していました。彼はその仕事に夢中だったようで、近くでその様子を見ていた私には目もくれませんでした。いよいよ彼らが種子を食べる季節になったのですね。無論虫を見つければそれも食べるのでしょうが。

 彼は松かさから引き抜いた種を近くの枝に運び、それを足で固定してつついてたベていました。これら一連のしぐさはとてもかわいらしいものです。こういった習性を利用してヤマガラのおみくじ引きの芸が考案されたのでしょうね。

 こちらは文殊山で見かけたアゲハチョウです。自宅周辺ではアゲハといえば黒色が圧倒的に多いのですが、こうした普通のアゲハチョウも勿論います。でも私にとってはこちらの方が珍しいことから何とかしっかりとした写真を撮りたいと思っています。

 使用機材のカメラはSONY Cyber-shot RX10 Ⅳ。1枚目の写真の撮影データは焦点距220mm、35ミリ版換算600mm、ISO 400、F 4.0、1/640sでした。1枚目の写真はクリックして大きく見ることができます。

ベリーズ ベリーズシティの海岸

 中米ベリーズのこの国最大の都市はベリーズシティですが、首都ではありません。カリブ海岸にあるベリーズシティは過去にハリケーンで大きな被害にあい、内陸部に遷都したからです。ベリーズシティはカリブ海に突き出た半島状の扇状地で3方が海に囲まれており海抜は市内の平均で50㎝ほどと低く、ですから高潮に出会うと町は水浸しになるのです。そんな地形ですから、ここでは海はいつも視界の中にあり、山育ちの私としてはこの海と身近な環境は本当に歓迎するものでした。今日の写真は週末の散歩で自宅近くの北側の海岸を歩いたときのものです。1枚目は水平線の彼方にマングローブの林が見える海を背景にしました。ここはとても遠浅の海岸で、その浅瀬にはマングローブの林があるのです。

 この街で裕福な人たちは海を埋め立てて造成しそこに家を建てます。ですからどの家も豪華な作りで、そんな生活にあこがれます。ただ強力なハリケーンが来襲すると海水に浸かりますからその対策は万全にする必要があります。またここは幹線道路に近いのですがアクセス道路は未舗装な部分が多く、そんなところにこの国が発展途上であることを感じます。

 海岸近くに打たれた杭にいた、これは多分カワウです。ベリーズベリーズシティだけでなく国土全体の標高が非常に低く水場が多いことから、非常にたくさんの鵜が生息しています。

 撮影機材は Fujifilm Fine Pix F200 EXR。撮影データは焦点距離 18.0 mm、35ミリ版換算 82 mm、 ISO 200、F 12.0、1/210sでした。写真はクリックして大きく見ることができます。