今日の写真は、この中米ベリーズ国の最大の都市に最も近いマヤ遺跡のアルツンハで撮った一枚で、被写体は、枝葉で覆われた高い梢にいた Indigo Bunting (インディゴ バンティング)のオスですが、まだ羽毛が完全に生え揃っていない若鳥のようです。
この写真を撮る時、被写体は遠く、また周りが暗いことから写りを期待せずシャッターを押したのですが、予想以上に良く写っていました。対象が明るい体色ならいいのですが、ファインダーを通してみた時には、この鳥、ほとんど黒く見える程に背景に埋もれていたのです。
でも結果はご覧の通り、さすがに現代の技術、本当に感心します。デジタルカメラの技術、特に好感度領域及びAF性能に関しては、まさに日進月歩で、新型が登場するたびに、その性能が大きく前進しています。
明るい場所での、カメラにとって条件の良い環境であれば、モデルの新旧の写りの差はそれほど顕著には出ないのですが、条件が悪くなる程にその性能差がはっきりしてきます。今日の写真がそれを物語っています。
下の小さな写真は、同じ種類のバンティングです。こちらは羽毛がきれいに生え揃っている成鳥の個体ですが、最後まで後ろからしか撮れませんでした。それにしても美しい青色ですね。そういえばインディゴブルーって、どこかで聞いたような気がします。
カメラはSony α77Ⅱに、レンズはSony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、35ミリ版換450mm、ISO1,000、F5.6、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。