このカメラを入手し、最初の試写を終え、その結果をパソコンのモニター画面で見たときには驚きました。
これまでは、どのコンパクトカメラであろうと、JPEGで撮った写真であっても、発色が悪かったり、コントラストが低かったりで、ある程度の後処理を咥えないと鑑賞できる写真になっていませんでした。
ところがどうでしょう、このカメラはまったく手を加える必要がないほどに、最初から完成されていました。更にはその肌色が、本物より多少派手とはいえ、忠実に再現されているのでした。
それを知って以降、このカメラをよく使い一杯撮りましたが、そのどれも期待を裏切ることはありませんでした。この写真でも撮影条件は厳しいのですが、全く苦も無く描写しているといった感じです。この時のカメラの設定は、プログラムオートのカメラ任せでした。でもこのカメラは大きな弱点があり、それは寿命の短いバッテリーで、当時、今でもそうかもしれませんが、いかんともしがたいものでした。
今日の写真の場所は、カリブ海の島国セントルシアの、この国代最大の観光スポットであるロドニー湾に面した、ピジョンアイランドにある遺跡の中です。
カメラは Fujifilm Finepix F700。大きな写真の撮影データは、35mm版換算70mm、ISO200、F3.7、1/140sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。