この中米B 国は、中米に位置していますが、ラテンの国の感じは薄く、カリブの国といった趣が強い国です。それを一番強く感じるのは今日の写真に見られる木造家屋の町並です。
カリブ建築の一つの特徴である軒先やバルコニー上部の、板の彫り物による装飾は少なめですが、柱の立つバルコニーはほとんどの建物に見られ、それは、かつてのイギリスの植民地であった国々でも見られる様式です。
それにしても、他のカリブの国でもそうなのですが、木造家屋でありながら3階建てが目立ちます。日本ではほとんど見られないのですが、やはりこれは地震多発国とそうでない国の違いでしょうか。
こういった伝統的な建物はもうほとんど新築されることはなく、今後数は減るばかりです。何とか保存してもらいたいのですが、この国の財政では政府からの支援は期待できません。難しいですね。
カメラはSony Cyber-Shot T30。大きな写真の撮影データは、焦点距離6.3mm、ISO125、F5.6、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。それにしてもこのカメラ、スライド式の扉を持つ薄型カメラとは思えない、素晴らしい画像を提供してくれます。
