今日の写真の Vermilion Flycatcher （バーミィオン フライキャッチャー）は人に対する警戒心が非常に低く、かなり近くまで寄ることができる、とてもフレンドリーな種類です。
それにこの鳥は、巣を作る場所を、常に人が行き来するような道路端の立木や、道路と敷地の境界の柵などの杭を選びます。ですから彼らの巣のそば、時には1mの所を人が行き来するのです。
今日の写真の巣の場所もそんなところで、電柱と隣り合わせで立っているヤシ科の木に巣を架けています。人が道路端を歩けば、巣と人の頭は1m程しか離れていないことになります。
この今日の鳥に限らず、たとえ巣の近くでも、人が何も気にせず通り過ぎる場合は巣の中でじっと抱卵していますが、人が立ち止り巣や鳥に注意を払うと途端にそわそわし始めます。ですから巣を見つけた場合は、なるべく気付かないふりをしなければなりません。
今日の写真は車の中から撮ったのですが、彼らは車をほとんど警戒しませんから、この様に至近距離から撮れるのです。
カメラはSony α77Ⅱに、レンズはSony 70-300 G SSM。大きな写真の撮影データは、35ミリ版換450mm、ISO400、F6.3、1/640sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。
