今、この12月ではもうすっかり見られなくなった赤とんぼですが、水辺で卵を産んで死んでいったのでしょうか。彼らは冬を卵で過ごし、春になって幼虫になり、そして夏の終わり頃に美しい成虫となって空を飛ぶのでしょうね。
彼ら昆虫は、幼虫から成虫になる時大きく変身しますが、それと同時に住む場所を移し、水の中から空へと環境が大きく変わります。我々人間からしてみればその変化は驚嘆すべきもので、また同時に、彼らは形と環境を変えて、人生を2度味わえるのではといった憧れもあります。
今日の写真は、10月に自宅庭で捉えた今年最後の一匹で、機材は古いマクロレンズを使っています。このレンズ、ガラスが厚いのかとても重く、鏡胴は金属製でしっかり作られているように感じます。
性能はその重さに見合ったもので、撮る度にその写りに感心する1本です。下の小さな写真でトンボの複眼が良く分かります。
カメラはSony α77Ⅱに、レンズはTokina AT-X 100mm Macro。大きな写真の撮影データは、焦点距離100mm、35ミリ版換算150mm、ISO400、F4.5、1/200sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。