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Sony α7Ⅱ 使用1か月後の印象

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 現在唯一のフルサイズミラーレス機であるα7Ⅱを入手し、これまで約一月使ってきました。今日はその印象をお話しします。
 まず画像について、有効2400万画素はとても精細で、隅々のディテールまで非常によく描写しています。またどんな光の状態でも発色は良く、まず不満はありません。ただ、撮影中、撮影後にファインダーで見ると実際とは違う発色に見えて不安を覚えるのですが、パソコンモニターで見るとその鮮やかさに満足するはずです。
 階調はフルサイズらしくなめらかで、肌の質感を余すことなく表現しますから、人物撮影でもまず不満が出ることはないと思います。人肌の表現に関してはフルサイズの本領発揮というところでしょう。
 AFは非常に正確で、逆光などでコントラストの低い、暗い場面でも迷うことなく合焦します。この点はAPS-C機との大きな違いではないでしょうか。

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 次に手振れ補正機構ですが、これもこれまでの同社のものより数段良くなっている印象ですが、まだ超望遠レンズを試していないことからはっきりとは言えません。
 さて今日の写真ですが、午後の日が射す秋の山の南斜面で、光は順光状態ですから総てがくっきりと写っています。拡大して見ると、葉一枚一枚とまではいきませんが、それぞれの木々を識別できるほど鮮明に見えます。
 下の2枚の拡大写真は大きな写真の一部ですが、画面上部銀色の鉄塔は細部の鉄骨総てが識別でき、良く見ると電線まで写っています。
 画面端っこの民家では、電柱や屋根瓦のディテールまで見ることができます。無論これはレンズの性能にもよるのですが、特に高性能でない通常のレンズでもここまで写ります。

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 ここでお見せした写真は総て、ブログに載せることができる容量の関係から、画質をオリジナルの80%以下に、そして更に縮小してありますから、本来の写真からはずいぶんと違っていることを書き添えておきます。
 全体としては写真のクオリティは高く、画質に不満はありません。むしろ素人がここまで必要かと思ってしまうほどです。それにしてもカメラは勿論ですが、古いミノルタのレンズも素晴らしい出来で、さすがに名機と言われるだけのことはありますね。

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 カメラはSony α7Ⅱに、レンズは Minolta AF24-105/F3.5-4.5。大きな写真の撮影データは、焦点距離90mm、35ミリ版換算90mm、ISO400、F9.0、1/800sでした。レンズアダプターはSONY LA-EA4。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。