今日の写真は、去年の秋に自宅周辺の散歩の際に見かけたコスモスを撮った時の二枚いです。コスモスは山口百恵の歌にも多少影響されているのかわかりませんが、秋によく似あう花で、青空の下に一面に咲く花畑はこの世のものとは思えないほどに美しいと感じることがあります。
またコスモスにはミツバチがよく集まりますから、マクロレンズでの昆虫写真にはうってつけの被写体です。
今日の写真を撮ったレンズは、望遠300mmのマクロで、すでに発売から相当な時間が経っていますから、オークションでもなかなか見かけなくなっていますが、昆虫を撮るには離れて撮影できることからとても重宝します。
その描写ですが、さすがに単焦点でマクロを名乗るだけあり素晴らしく、解像力、発色とも期待を裏切ることはありません。ただ、鳥などの遠距離の撮影には、マクロ撮影時に見せるほどの切れは感じられません。それにもう一つの欠点は、古いだけにAF速度が遅く、この点でも鳥撮影にはあまり向かないように思います。
下の写真は、上の大きな写真の部分拡大ですが、この緻密な描写を見れば、このレンズはマクロで本来の能力を発揮するのだろうと思われます。
カメラはSonyα77Ⅱに、レンズは Sigma Apo Tele Macro 300mm F4.0 。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO400、F7.1、1/640sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。