この冬のシーズン中に撮りたかった野鳥の一つに、いつも身近にいる鳥たちで、これまで満足できる写真になっていないカワラヒワがありました。
カワラヒワは警戒心が強く、容易に近づくことができません。それに彼らは地上で餌を採る以外は、大抵こずえの高い場所に停まり、よほどの望遠レンズでない限りその姿を鮮明にとらえるのが難しいのです。
ただ、彼らだけではなく他の種類にも言えるのですが、こちらがじっとしていて動かず静かにしていれば、いつの間にかこちらの存在を忘れ、すぐ近くまで来ることがあります。ですから運が良ければ彼らの方から寄って来てくれることもあるのです。
先日の散歩でこれに近い機会を得、撮れたのが今日の二枚です。柿畑の中を歩いている時、遠くの草むらで彼らが群れて餌をとっているのを見つけました。慎重に静かに彼らとの距離を詰め、柿の木の陰で息をひそめて待ちました。彼らはこちらの存在に気づいていたのかどうか分かりませんが、先ほどよりは彼らの方からこちらに少し近づいたように思います。でもそれ以上に距離は縮まらず、この写真を撮るのが精一杯でした。
カメラはSonyα7Ⅱに、レンズは Sony 70-300 G SSM 。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算300mm、ISO200、F5.6、1/250sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。