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カメラと写真を楽しむ豊かな生活、そして鳥が大好き

日本の地方は猿の惑星

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 岐阜市近郊にある我が家周辺は、他の日本中の里山の地方と同じく農業や家庭菜園への鳥獣被害が深刻です。
 昔農村は広々とした田や畑の風景だったのですが、今では金属や青や緑色のプラスチックの網があちこちに張られ、何ともみっともない景色になってしまっており、風景写真は全く絵になりません。

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 自宅近くの農家の人によれば、畑の周囲に網を張ってもサルには何の効果もなく、収穫前のジャガイモを掘り起こされていたそうです。それに庭には今が食べごろの 琵琶(ビワ)が熟しているのですが、熟れた実から順にヒヨドリにつつかれています。
 鳥獣被害など農業をやっていない人には全く実感のないことですが、地方では本当に深刻です。自宅庭にもサクランボやグミがなるのですが、それはまるでカラスやヒヨドリ、サルの餌にするために育てているようなものです。
 今日のお昼頃ですが、自宅隣の栗畑を30頭ほどのサルが横切っていきました。今現在自宅の庭には何も実っていませんから、彼らは自宅周辺の他の家の庭木の実か、家庭菜園の野菜を食べに来た帰りなのでしょう。
 彼らは、私が部屋からガラス越しに写真を撮っていることにすぐに気づき、こちらを警戒しながらも急ぐでもなく悠々と歩いて林の藪の中に消えました。子供たちは栗の木に登ったりしてしばらく遊んでいましたが。
 今回の群れの特徴は、群れの半数以上が子供や赤ちゃんだったことです。彼らは人間の作った野菜などで大きく育ち、将来またたくさんの子供を産むのでしょうね。
 過疎が進む地方の農村部、今ではたぶん人口よりも猿口が上回っているのではないでしょうか。このままいけば間違いなく日本の地方は「猿の惑星」化します。

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 使用機材のカメラはSony α77Ⅱに、レンズは Sony 70-300 SSM G。大きな写真の撮影データは、焦点距離300mm、35ミリ版換算450mm、ISO 640、F5.6、1/500sでした。また、大きな写真はクリックして更に大きく見ることが出来ます。